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天体情報:サンドッグ現象
2012年11月29日木曜日8:59
StephenHannardADGUK
ギリシャ語の「parelion(太陽のそば)」、「para(そば)」、「helios(太陽)」を語源とする「parhelion(幻日、a mock sun、a phantom sun)」、「plural parhelia(複幻日)」、「サンドッグ現象(a sun dog、sundog)」は大気の反射作用によって1つの太陽が複数にみえる現象。幻日。太陽の左22度あるいは右22度の位置にあらわれる事が多い。氷の上では左右対称に幻日があらわれる現象がおきる事がある。幻日現象は地平線付近でおきる事が多い。
英国ヘレフォードシアでおきたモーティマークロス戦争(the Battle of Mortimer’s Cross)の端緒となった1461年の薔薇戦争(the War of the Rose)は後にWilliam Shakespeareが劇の題材にとりあげたが、この戦争の時、空に3つの太陽が出現、当時ヨーク軍の指揮官であったエドワード4世(Edward IV)は、3つの太陽におびえる兵士たちに「あれは聖なる三位一体の証である。」と説いて勝利に導いたといわれるが、この時の現象は幻日現象であったと思われる。
2012年11月25日にモスクワで2つの太陽が観測されたが、これは惑星ニビルか、サンドッグ現象(a sun dog、sundog、光の反射作用)か、判断はあなたにゆだねる。
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2009年2月18日、ノースダコダ州ファーゴ(Fargo, North Dakota)でおきたサンドッグ現象(a sun dog、sundog)。