2024年6月11日火曜日

多摩めぐりブログほか: PFAS汚染概況







多摩めぐりブログほか: PFAS汚染概況
PFAS汚染 米国基準超え38自治体に 横田基地東側に深刻汚染〈2023年7月9日号〉
2023/7/11
Top Stories, 横田基地, 気候危機・環境
都内各地の井戸水などから発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)が高濃度で見つかっている問題で、都環境局は6月30日、2022年度の地下水調査の結果を公表しました。世田谷区と武蔵村山市で新たに国の暫定目標値(1リットルあたり50ナノグラム)を超えたほか、今回の調査にアメリカの環境保護庁(EPA)が示した規制値案を当てはめると、島しょを除く都内53自治体のうち、38自治体が少なくとも、基準を超えています。高濃度の自治体は、米軍横田基地の東側に集中しており、同基地への立ち入り調査を求める声が高まっています。
■ 共産党「基地に立ち入り調査を」
「夫婦ともに、国分寺からの参加者の平均血中濃度より高いという結果で、びっくりしました。7人の孫のうち5人が近くに住んでいて、とても心配です。科学的なデータを集めることが、都や国に対策を求める力になると思うので、孫たちのために、できることは何でも協力したい」―国分寺市で2日、「PFAS汚染を考え安心で住みやすい国分寺を創る市民の会」が開いた、「学習と発足の集い」に参加した70歳の男性の言葉です。
■ 都が全地点を前倒し調査へ
東京都が30日に発表した地下水調査は、島しょを除く都内を260のブロックに分け、各ブロック1カ所ずつ65カ所(21年、22年のPFASの調査は62カ所)を調査することで、21年度から4年間かけて都内全域の地下水の水質を調査していくものです。22年度の調査で、PFASの代表的な物質であるPFOSとPFOAの合計値で、国の暫定の目標値50ナノグラム/リットルを超えたのは、府中市260ナノグラム、国立市190ナノグラム、立川市170ナノグラム、世田谷区74ナノグラム、武蔵村山市65ナノグラム、武蔵野市65ナノグラムでした。このほかに、過去に都や国の調査で高かった地点などを対象とする継続監視調査もしています。都は、PFAS汚染への都民の不安が高まっていることから、計画を前倒しして、今年度中に260地点すべての水質検査を終わらせる方針です。
■ 日本の基準超も17自治体に
PFAS汚染への対策が進むアメリカでは、EPAが飲料水の基準を抜本的に厳しくするため、3月にPFOS、PFOAそれぞれ4ナノグラム/リットル以下という新たな規制値案を公表しました。

東京民報
https://www.tokyominpo.com/2023/07/11/pfas%E6%B1%9A%E6%9F%93%E3%80%80%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E5%9F%BA%E6%BA%96%E8%B6%85%E3%81%8838%E8%87%AA%E6%B2%BB%E4%BD%93%E3%81%AB%E3%80%80%E6%A8%AA%E7%94%B0%E5%9F%BA%E5%9C%B0%E6%9D%B1%E5%81%B4%E3%81%AB/











多摩地区のPFASについて
ミスター学校キャンプ
2023/05/22
はじめに
私は国分寺市に生まれ育って60数年の爺さんですが、生まれた西恋ヶ窪の実家には当初は上水道が来ていなかったため自宅の庭に井戸がありその水を飲んで育ちました。モーターで汲んでいたので蛇口を回せば普通の上水道のように自動で井戸の水が出てきていました。小学校5年生の時に私の地区は上水道が整備されたため、それまでは井戸の水を飲み、その後は上水道の水を飲んで育ちました。上水道になってからも「国分寺市の水道は100%地下水なので美味しい」と中学校の先生が朝礼でお話ししていた記憶があります。そののち地盤沈下を防ぐため「国分寺市の水道は地下水と利根川の水の半々なので美味しい」と地下水の比率は減りましたが、おいしい地下水を求めて真姿池からコーヒー用の水をペットボトルに汲んできて飲んだ記憶もあります。そんな中、それまで自慢だった国分寺の地下水・湧き水や上水道の水がたいへんな危機が訪れました。それは国分寺の地下水にはPFAS(ピーファス)という科学物質が入っていて地下水を利用している国分寺市の上水道を飲んでいた国分寺市民の方々の血液検査をしたところアメリカの基準の数倍のPFASがほとんどの方から検出されたというものでした。一般の市民の方で血液中のPFAS濃度が高いのならば、わたしの様に幼少のころから井戸水を飲んでいた者はビックリするほど高いに違いないと思っています。今後に機会があればPFASの血液検査を実施してみたいと思います。今回のブログは一般的なPFASの基礎知識を、次回のブログで「多摩地区(立川・国分寺・府中・西東京)のPFAS最新情報」書いていこうと思います。
■ PFASの基礎知識
PFASとは
そもそもPFASとは何でどの様な問題があるのでしょうか。PFASとは、人工的に作られた有機フッ素化合物の総称です。種類は4,700以上といわれています。水や油をはじく効果があり、熱にも強いことから半導体や包装紙、防水服など身近な製品に使われ私たちの暮らしを支えています。ただ、一部は分解されにくく、体に蓄積されるため、人への有害性が指摘されるものもあります。
PFASとは、分解されにくく蓄積されるもの
■ PFASの健康リスク
2022年、アメリカの学術機関はPFASの血中濃度が高いほどさまざまな健康リスクが上がると指摘しました。
脂質異常症
腎臓がん
抗体反応の低下
乳児・胎児の発育の低下
特に、この4つについて注意を呼びかけています。
✔健康リスク
血中濃度で1ミリリットルあたり20ナノグラムを超える状態が続く場合は、リスクが高まるとしています。
✔私たちの健康リスクは
一度体に入ったPFASは今後どうなっていくのでしょうか。半減期といいまして、体の中で半分の濃度になるというのが大体3年から5年というふうに言われております。摂取が止まれば3年、5年たてば濃度が半減してくるということになります。
重要なのは「乳児・胎児への成長発達への影響」。乳児・胎児というのは環境の刺激に対して大変ぜい弱になので、胎盤を通じてPFASは赤ちゃんに行きますし、母乳を通じてPFASが赤ちゃんに到達する。それによって成長、発達への影響がでてくる可能性があります。
■ 多摩地区でのPFAS汚染
東京の西部、多摩地区では37か所の地下水で国の値を超えていました。古くから豊かな地下水に恵まれてきた多摩地区。一部の地域では水道水にも利用されてきました。2020年1月、東京都水道局はPFASに関する情報をホームページで公表。
✔多摩地区の37井戸で国の指針値を超過
2か所の浄水所から供給されていた水道水のPFASの濃度です。現在の国の目標値と比べると2倍以上の値が6年にわたり続いていました。国分寺市東恋ヶ窪浄水所と府中市武蔵台浄水所で、国の目標値の2倍以上の値が6年にわたり続いていた
東京都は濃度が高い地下水の利用を中止。現在、多摩地区の水道水は全域で目標値を大幅に下回っています。
✔市民グループが血液検査
しかし、住民の不安はこれまで飲んでいた水道水の体への影響を調べるため、多摩地区の市民グループが希望者を募り、血液検査を行いました。分析にあたった京都大学の研究グループは途中経過として273人分の結果を公表しました。血中濃度は、平均で1ミリリットルあたり28.1ナノグラム。6割の人は、アメリカの指針値で健康へのリスクが高まるとされる値を超えていました。
✔汚染源はどこなのか
汚染源はどこなのか。多摩地区の地方議会では解明を求める声が上がっています。
3月、小金井市議会で採択された意見書。アメリカ軍横田基地が過去に泡消火剤の漏えい事故を起こしたとして、汚染源の1つである可能性を指摘しています。多摩地区の西部に位置する、横田基地。PFASを理由に地下水の利用が停止された11の浄水施設はいずれも基地の東側広い範囲に位置します。ここに地下水の流れのシミュレーションを重ねると、上流に横田基地があるのが分かります。専門家は、汚染源の特定にはより詳しい調査が必要だと指摘します。
■ 日本の対策は
水道水の目標値を見ますと、アメリカは3月規制値の案として1リットル当たり4ナノグラムという数字を出してきたのに対し、日本は暫定値で(PFOSとPFOA)合わせて50となっています。
行政には以下のような対策が求められると思います。
適切な規制
判断できる目安を
研究による裏付け
汚染源の解明・開示
責任の所在を明確に
低減策の推進
参考文献等
NHKの番組「追跡“PFAS汚染” 暮らしに迫る化学物質」(2023年4月10日(月)放送)
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4767/

多摩めぐりブログ
https://tama-meguri.com/blog/2023/05/22/15/17736/










市民の血液から『高濃度の発がん性疑い物質』…県議が申し入れ「水道水由来の可能性」
2023/9/21(木) 17:50
MBSニュース
人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物「PFAS」。住民の血液検査で高い数値が検出された兵庫県明石市に対して、県議会議員が対策を申し入れました。
9月21日、明石市に対策の申し入れを行ったのは丸尾牧兵庫県議です。PFASは4700種類以上存在する有機フッ素化合物の総称で、水や油をはじく性質があるため、フライパンのコーティングに使われたり、泡消火剤や半導体の製造などにも使われたりしてきました。そのPFASのうち「PFOS」と「PFOA」の2種類については発がん性が疑われています。
2020年の国の調査で、市内の水源の3割を占める明石川から取った水道水からはPFOSとPFOAが国の基準ぎりぎりの高い濃度で検出されていました。そこで今年8月、丸尾県議が京都大学の小泉昭夫名誉教授の協力を得て、明石市の男女9人(13歳~76歳)の血液検査を行ったところ、うち3人は健康被害のリスクが高まるとされるアメリカの基準値を超えていたということです。浄水器を使っている人の数値が低いことなどから「水道水に由来する可能性が高い」としています。
(丸尾牧兵庫県議)「汚染源を処理しないと、対策をとらないと、いつまでも水は流れ続ける。汚染物だったら撤去しないといけないし、工場だったら規制をかけて協力してもらって対策をうってもらうことをしないといけない。そこが非常に重要です」
明石市水道局では、すでにPFASの除去に有効とされる浄化用の活性炭の交換頻度を増やす対策を行っていて、現在は基準を大きく下回っているといいますが、2025年をめどに明石川からの取水をやめる予定です。MBSは今回の血液検査に参加した人に話を聞くことができました。
(血液検査を受けた人)「すごくショックだったし、私は60代を超えているので自分の健康は仕方ないにしろ、若い人に明石は本当に住みやすい街っていう気持ちは思っていたけど、基準値を条例とかで決めるとか国がしっかりこれ以上体への影響がないような対策はとってほしいなっていうのはすごく切に願いますね」
申し入れを行った丸尾県議は明石市に対して、市内全域での血液検査の実施などを求めていて、明石川の上流域を管轄する神戸市に対しても9月22日に汚染源の特定と対策を求める申し入れを行うということです。
MBSニュース

Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a9eec305c1a2b27d11a59d33c4e359959248083
https://news.yahoo.co.jp/articles/c41f74d762cc730f3e8e9eae8e2ac30e0ec4eefc

Scrap Box
https://scrapbox.io/sta/PFAS%E6%B1%9A%E6%9F%93%E5%85%A8%E5%9B%BD%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97(%E6%B0%B4%E9%81%93%E6%B2%B3%E5%B7%9D)


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