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2020年9月17日木曜日

InDeepOka: 第25太陽活動周期が始まる





InDeepOka: 第25太陽活動周期が始まる
新しい太陽活動周期「サイクル25」が始まったとNASAとNOAAが公式に発表
2020/09/16 18:52
■第25太陽活動周期が始まる
9月15日、NASA と NOAA (アメリカ海洋大気庁)が共同開催した国際的な専門家グループによる予測パネルで、「新しい太陽活動周期であるサイクル25が始まった」と公式に発表されました。
前回のサイクル24の活動極小期は、2019年12月であったことも発表され、前回の太陽活動サイクルは、2019年12月に終了していたようです。
太陽は、約 11年程度の周期で、強い太陽活動の時期(太陽黒点が多い時期)と、弱い太陽活動の時期を繰り返しています。太陽活動周期の観測が始まったのは 1755年のことで、その時の太陽活動を、「第1太陽活動周期 (サイクル 1)」として、それ以来、現在まで太陽活動周期が記録され続けています。前回のサイクル24は、2008年12月に始まったことが公式に発表されましたので、約 11年の周期だったとようで、比較的正常な時間的推移を示したようです。
そして 9月から太陽活動周期「サイクル25」に入ったわけですが、前回のサイクル24は、「過去数百年で最も弱い太陽活動の時期だった」ということについては、数年前から何度も記事にしていました。それについての比較的新しい記事は以下のようなものです。
米NASAが次の太陽活動周期サイクル25は「過去200年間で最も弱くなる」という予測を公式に発表。2032年頃まで続くその環境の中の地球はどうなる?
投稿日:2019年6月23日
このように、NASA および、比較的多くの科学者たちは、これから始まるサイクル25も、前回の活動周期と同じように、
「かなり弱い」
と予測していたわけですが、9月15日の発表でも、その予測は同じでした。以下は、NOAA の宇宙天気予測センターによるサイクル24の黒点観測結果と、サイクル25の黒点数の推移の予測です。
この予測を見ますと、これから 11年前後続くと予測されるサイクル25は、サイクル24よりさらに弱い活動となる可能性もあるようですが、もう少し長い期間で見ますと、本当に弱い太陽活動であることがわかります。
サイクル1(1755年)からサイクル25(2020年)の黒点数の推移と予測
上のグラフを見ますと、太陽観測が始まった過去約 260年の間で、最も太陽活動が弱かったことが記録されているのは、
・サイクル 5 (1798 - 1810年)
・サイクル 6 (1840 - 1823年)
ということになりますが、今回のサイクル5は、NASA や NOAA の科学者の予測が正しければ、過去 260年で最も低い規模の活動となる可能性があります。なお、過去にもかなり似たような「非常に太陽活動が弱い時期」がありました。
■太陽活動の弱い時期に起きていたこと
このサイクル5からサイクル6の時代は「ダルトン極小期」と名づけられていまして、以下のような時期でした。
ダルトン極小期 - Wikipedia
ダルトン極小期(は、1790年から1830年まで続いた、太陽活動が低かった期間である。ダルトン極小期は、地球の気温が平均より低かった時期と一致している。この期間、気温の変動は約1°Cであった。この期間に気温が平均よりも低かった正確な原因は分かっていない。ということで、地球規模で気温が低い状態が続いた時期でした。何しろ 40年間続いた極小期ですから、特に農作に大きな影響が出まして、ヨーロッパでは激しい飢饉が繰り返され、日本でも、
・天明の大飢饉 (1783年)
・天保の大飢饉 (1836年)
などが起きています。世界の飢饉の年表を見てみますと、このダルトン極小期とその前後の太陽活動が非常に弱かった時代は、以下のような大飢饉が起きていました。太陽活動が弱かったダルトン極小期に起きた世界の飢饉
・1773年 - スウェーデンで飢饉。
・1779年 - モロッコのラバトで飢饉。
・1780年代 - スコットランドで飢饉。
・1780年代 - 天明の大飢饉。
・1783年 - アイスランドで飢饉。アイルランドの人口の5分の1が死亡。
・1783年–1784年 - 南アジアで飢饉。
・1784年 - エジプトの広範囲で飢饉。
・1784年–1785年 - チュニジアで飢饉。人口の5分の1が死亡。
・1788年 - フランスで飢饉。
・1789年 - エチオピアで全域にわたる飢饉。
・1789年–1792年 - インドで飢饉。
・1800年–1801年 - アイルランドで飢饉。
・1810年、1811年、1846年及び1849年 - 中国で四度の飢饉。
・1811年–1812年 - スペインで飢饉。2万人近くが死亡。
・1816年–1817年 - ヨーロッパで飢饉。「夏のない年」。
・1835年 - エジプトで飢饉。20万人が死亡。
・1844年–1846年 - ベルギーで飢饉。
これらは記録に残っているものであり、当時の時代ですと、記録がない地域もとても多いと思われまして、これよりも広く地球規模で頻繁に飢饉が起きていたと思われます。また、この時期には「火山の大噴火」が多く、上には、アイスランドなど、その噴火による飢饉も含まれていますが、火山の大噴火もまた「太陽活動の弱い時に多い」のです。これに関しましては、2018年の以下の記事をご参照くだされば幸いです。
新燃岳の黙示録的な噴火の光景を見て思い出す「巨大地震と火山噴火が起きる本当の理由は、宇宙線の増加と太陽活動の低下」いう数々の研究結果。そしてこれからその時代区分が始まる
投稿日:2018年4月5日
もっとも、ダルトン極小期だった 1800年代初頭などの時期は、今のような世界的な流通もなく、農業システムも現在より脆弱な面があったでしょうから、地域的な飢饉は起きやすい状況ではあったとは思われますので、現在の世界で同じような気象状況となったとしても、当時のような深刻な飢饉になるということは「あまりない」と思います。しかし、今の世界にしても、このほんの2、3年の気象の異常によって、つまり、洪水、熱波、低温、干ばつ、害虫(イナゴなど)による農業被害だけでもかなり深刻な影響を一時的であるにしても受けていることは事実です。流通などは、パンデミックでも崩壊していますが、気象と気温の話だけに限定しても、「そのような状況が、ダルトン極小期のように 40年間も続いたどうなるだろう」とは思います。
太陽活動は、私たち人間社会と人間の心身のさまざまに大きく影響を与えているのですけれど、それについては、カテゴリーなどをご参考下さい。
また、パンデミットいうご時世がら、今年は医学論文などを読むことが多かったのですけれど、「太陽活動と身体活動に関する科学論文」というのがとても多いことに改めて気づきます。あるいは国家の組織でも、たとえばアメリカ CIA の機密指定解除書類を含めた公開されている文書は、CIA がライブラリーで公開しているのですが、
「太陽活動周期 (solar cycle)」
という単語で検索しますと、この用語が 2477 回も CIA の公式資料上に見出されていることが表示されるのです。以下は、CIA のライブラリーで「太陽活動周期」で検索した時のものです。ここまでの数になりますと、何かを探す気力も消えてしまいますが、医学でも、そして国家でも、太陽活動や太陽活動周期の研究は、かなりなされているものなのだなあと改めて感じました。
今回、医学記事を見ていまして、「太陽活動と人間の自律神経の関係」などについて、新しく得た知見などもありましたので、またいずれご紹介したいと思います。
なお、サイクル25での太陽活動が最も高くなるのは、2025年頃と予測されていますので、予測通りに推移すれば、「社会の暴力性が最も高くなるのは 2025年前後にかけて」ということになりそうです。この「太陽と暴力の関係」については、以下の昨年の記事をご参照下されば幸いです。戦争は? 革命は? … 次の新しい太陽活動「サイクル25」から考える2026年までの社会の動向
投稿日:2019年5月20日
これからのサイクル25の太陽活動の下の時代がどのようになるかはわからないですが、2020年という今年は、たった半年だけで、こんなにいろいろ変化してしまったのですから、どんなことについても、変化するのはあっという間ということになるのかもしれません。

 In Deep
https://indeep.jp/nasa-noaa-announce-a-new-solar-cycle-cycle-25-has-begun/





2018年12月13日木曜日

天体情報:ふたご座流星群





天体情報:ふたご座流星群
1999.12
ついに20世紀最後の月がやってきた。師走である。
そうは言っても師走は本来陰暦12月の呼称であり、現在のグレゴリオ暦による12月とはおよそ1ヶ月のずれがある。
江戸時代泰平の世を騒がせた、赤穂浪士の吉良邸討ち入りは元禄15年12月14日であるが、現行の暦に直すと
1703年1月30日
となる。とは言っても忠臣蔵のこのエピソードは年の終わりの月に起こったこととして定着してしまっている。
いまさら年明けに忠君の行為を偲ぶわけにも行くまい。
さて12月の天文現象といったら、何もさておきふたご座流星群であろう。
夏のペルセウス、正月のしぶんぎと並ぶ三大流星群にかぞえあげられている。
流星が最も見られる極大夜は、
13日夜から14日未明にかけて,及び
14日夜から15日未明にかけて
と予報されている。
ふたご座は冬の星座なので、日没後しばらくしてから放射点のあるふたご座が昇って来て、夜が明けてもふたご座は沈まない。
また冬至にも近く夜の長さが長いことから長時間にわたって流星群の観測をすることができる。
空の暗いところであれば、1時間辺り数十個の流れ星が見られるであろう。
ただ惜しいのは14,15日の夜とも満月後の明るい月が煌々と輝いていることだ。
暗い流れ星は月の明るさにかき消されてしまう。
しかしそれでも明るい流れ星が飛んでくれたら充分に肉眼でも見ることができる。
冬の星座を眺めながら、流れ星の飛ぶのを待つのもいいのではないだろうか。
ただし初冬の夜であるので、そうとう冷え込む。
長時間観測される方は防寒対策は充分行った方がいい。
今年は一昨年、昨年と話題になったしし座流星群も程々の活動が予報されていた。
しかし、極大夜となる11月17日夜から18日未明は天候が悪く、日本ではほとんど観測できなかった。
来年は日本でしし座流星群の大出現が起こると言う説もある。
その準備として今年のふたご座流星群を観測するのもいいと思う。
本格的な観測は、音声のでる時計とテープレコーダを用意し、流れ星が飛んだ時刻と場所、明るさなどを記録し、1時間辺りに飛んだ流れ星の数(HR)を求める。
一人で観測するのもいいが、グループを作って、記録係や観測係と分担を決めて観測するのもよいだろう。
(向井千秋記念子ども科学館 天文担当 栗田和実) 

麦星の部屋
http://www.geocities.jp/whhxj855/






ふたご座
Gemini
属格形 Geminorum
略符 Gem
発音 英語発音: [ˈdʒɛmɨnaɪ]、属格:/ˌdʒɛmɨˈnɒrəm/
象徴 the Twins, Castor & Pollux
概略位置:赤経 7
概略位置:赤緯 +20
正中 2月20日21時
広さ 514平方度 (30位)
主要恒星数 8, 17
バイエル符号/フラムスティード番号を持つ恒星数 80
系外惑星が確認されている恒星数 3
3.0等より明るい恒星数 5
10パーセク以内にある恒星数 1
最輝星 ポルックス(β Gem)(1.14等)
最も近い星 GJ 251;(18.2光年)
メシエ天体数 1
流星群 ふたご座流星群
Rho Geminids
隣接する星座 やまねこ座,ぎょしゃ座,おうし座,オリオン座
   いっかくじゅう座,こいぬ座,かに座
ふたご座(双子座、Gemini)は、黄道十二星座の1つ。トレミーの48星座の1つでもある。
β星は、全天21の1等星の1つであり、ポルックスと呼ばれる。
α星カストルは、ポルックスに準じる明るさである。
ポルックスの近く(北西)に位置する。β星(ポルックス)とα星(カストル)と、それにγ星とμ星で、星座はほぼ長方形を形作る。
ふたご座と向かい合う極はいて座である。
冥王星は、δ星のそばで1930年に発見された。

ウィキペディア(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B5%E3%81%9F%E3%81%94%E5%BA%A7





1等星のβ星(ポルックス)以外に、α星(カストル)[1]、γ星[2]の2つの2等星がある。
以下の恒星には、国際天文学連合によって正式な固有名が定められている。
α星:カストル[3] (Castor[4]) は、ふたご座で2番目に明るい恒星。
カストルAとカストルB、カストルCの三重連星で、これら3つの星すべてが2つの星から成る連星である。
従って、カストルは6重連星ということになる。カストルBまでは簡易な望遠鏡で見ることができるが、3つめ以上の星を見分けるのは難しい。
通常は3つ(6つ)合わせて2等星として扱われる。
β星:ポルックス[3] (Pollux[4]) は、ふたご座で最も明るい恒星で、全天21の1等星の1つ[5]。
γ星:アルヘナ[3] (Alhena[4]) は、ふたご座で3番目に明るい恒星。
δ星:ワサト[3] (Wasat[4]) は、黄道からわずか0.2度に位置しており、黄道の位置を知る目安となる。
ε星:メブスタ[3] (Mebsuta[4])
ζ星:メクブダ[3] (Mekbuda[4])
η星:プロプス[3] (Propus[4])
μ星:Tejat[4]
ξ星:Alzirr[4]
ο星:積水 (Jishui[4])
星団・星雲・銀河[編集]
M35:散開星団。ふたご座で最も明るい星団・星雲類であり、全天で5番目の大きさの散開星団である。
地球からの距離2,800光年。この星団はふたご座の星座の西の端の近く、η星の北西に位置する。
その他[編集]
ゲミンガ:中性子星と考えられている地球に近いガンマ線源。
流星群[編集]
ふたご座流星群:三大流星群の一つ。カストル付近を放射点とする。
神話[編集]
Sidney Hall - Urania's Mirror - Gemini.jpg
「ディオスクーロイ」、「はくちょう座」、および「アルゴー船」も参照
ギリシア神話の双子ディオスクーロイ(Dioskouroi、ラテン語形:ディオスクリ Dioscuri)が星座になったといわれる。この双子はスパルタ王妃レーダーの息子で、兄のカストールの父はスパルタ王テュンダレオース、弟のポリュデウケース(ラテン語名ポルクス Pollux、一般に、ポルックス)の父は大神ゼウスであったとされる[6]。そのため、ポリュデウケースは不死であった[6]。メッセーネー王アパレウスの双子の息子イーダースとリュンケウスとの争いでカストールが死ぬと、ポリュデウケースはゼウスに二人で不死を分かち合いたいと願った[6]。ゼウスはその願いを受け入れ、二人を天に上げて星座とした[6]。
この2つの星は、ギリシャだけではなく、バビロニア、エジプト、フェニキア、日本でも兄弟として扱われている[7]。
呼称と方言[編集]
日本では、カストルとポルックスをアステリズムと捉える方言が伝わっている。
ガニノメ(蟹の目)のように、この2星を眼に見立てているものが多い。
「ふたご座の方言」も参照

ウィキペディア(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B5%E3%81%9F%E3%81%94%E5%BA%A7