動き出しているアメリカ西海岸
セントヘレンズ山、過去3カ月で130回超の地震が観測・マグマが上昇との見方
米ワシントン州にあるセント・ヘレンズ山で3月以来、M0.5~1.3の地震が130回超観測される事態となっていることがUSGSの調べで明らかとなった。
セント・ヘレンズ山で起きている地震は、今月に入ってからは1週間に40回前後にまで増大してきている。
これらの群発地震の震源地はいずれもセント・ヘレンズ山のクレーターの地下2~7キロの辺りとなっており、
USGSでは、地下にあったマグマだまりが上昇してきているのではないかと見ている。
セント・ヘレンズ山は最近では、1980年5月18日に大噴火を起こすと同時に、
山頂部分が大規模な崩壊を起こすことで、現在みられるクレーターが形成されていた。
1980年5月に起きたセント・ヘレンズ山の大噴火は膨大な量の噴煙を巻き上げることで地球全体の気象にも大きな影響を与える結果となっていた。(「ビジネスニュースライン」より転載)
時差16時間のサンフランシスコは、ただいま13日の金曜日の夜明けです。
そんな西海岸において、今年に入ってからは“地震”に関するニュースが頻繁に飛び交うようになっており、
つい先日もサンフランシスコからもほど近いワシントン州にあるセント・ヘレンズ山で群発地震が続いていると騒がれています。
「アメリカの富士山」と言われていたほど、セント・ヘレンズ山は富士山そっくりな美しい形をした山でしたが、1982年の山体崩壊の大噴火によって、その形状は大きく変わってしまい、今では富士山の面影は一切ない姿となっています。
セント・ヘレンズ山をはじめ、アメリカ西海岸は日本と同じく太平洋を取り巻く巨大な火山帯である環太平洋火山帯に属しており、
ここ数年は環太平洋火山帯のマグマ活動が非常に活発化していて、このベルト(火山帯)上で大きな噴火や地震が頻発しています。
ただ、その中でもセント・ヘレンズのエリアが活発化しているのは、かなり気をつけないといけない兆候であり、この山の付近には「カスケード沈み込み帯」と呼ばれる1000kmにもおよぶプレート同士がぶつかって沈み込んだ海溝があります。
いわゆる南海トラフのアメリカ版みたいなものです。
この海溝が動くとマグニチュード9規模の「カスケード地震」が起こると言われています。
カスケード地震は、過去に400年〜500年ほどの周期で10回以上も発生しており、直近では1700年ごろにマグニチュード9の地震が発生していて、その時は日本にも大きな津波が到達したそうです。
最近の地震学者の研究では、そろそろカスケード地震が起こる周期に入っているという見方が強く、ここ50年以内に発生する可能性は75%と非常に高くなっています。
天下泰平
http://tenkataihei.xxxblog.jp/archives/51940180.html
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