2019年8月19日月曜日

ジオエンジニアリング: 高層大気に微粒子を噴霧し太陽を暗くする実験が始まる

ジオエンジニアリング: 高層大気に微粒子を噴霧し太陽を暗くする実験が始まる
米ハーバード大学による「高層大気に大量の微粒子を噴霧し、太陽を暗くする」という狂気の実験が、ビル・ゲイツ財団からの莫大な資金提供の中でついに始まる
投稿日:2019年8月4日
Harvard Scientists Funded by Bill Gates to Begin Spraying Particles Into the Sky In Experiment to Dim the Sun
Zero Hedge 2019/08/03
ハーバード大学の科学者たちがビル・ゲイツ氏の資金援助を受け、太陽からの光を暗くするための実験のために高層大気に粒子を噴霧するプログラムに着手した
米ハーバード大学は、太陽からの光を暗くするというジオエンジニアリングをテストするために、成層圏に粒子を噴霧するという彼らの計画を推し進めるための諮問委員会を創設した。
なお、この記事の内容は、陰謀論的なものとは関係ない。ここで取り上げる情報は、事実であり、正確なものであることを先に書いておきたい。
この「地球の気象を操作する」ためのジオエンジニアリング技術は、たびたび物議を醸してきた。かつては、ケムトレイルというような単純化された表現で呼ばれていたが、ハーバード大学の科学者たちは、太陽からの光を遮断し暗くするために、高層上空に粒子を散布する実験を世界で初めておこなうことを計画しており、そして、もうじき、それは現実となりそうだ。
「大気中に粒子を散布する」という、かつては陰謀論の話題であったものが、議会で議論されており、今やハーバード大学の科学実験の主題となっている。
ハーバード大学の科学者たちは、世界初の太陽光に対してのジオエンジニアリング実験で、火山の噴火による地球の冷却効果と同様の状態を再現しようとしている。同大学は、この 8月、ハーバードの研究者たちによって開発されたこのジオエンジニアリング・プロジェクトの倫理的な問題、環境的な影響、そして地政学的な影響を調べるための外部諮問パネルを創設したと発表した。
7月30日の科学誌『ネイチャー』によると、持続可能性と経済的繁栄を促進する州機関であるカリフォルニア戦略成長評議会(California Strategic Growth Council)の上級代表者であるルイーズ・ベッズワース(Louise Bedsworth)氏は、7月29日にハーバード諮問委員会の代表に就任すると発表した。 他の 7人のメンバーは、地球科学の研究者たちと、環境および気候政策の専門家を含む。
この実験は「成層圏制御摂動実験(SCoPEx)」と呼ばれており、地球の高層大気に炭酸カルシウム粒子を噴霧し、太陽光を遮る火山灰の影響を模倣して、地球に冷却効果を生み出すものとされている。
この実験の具体的なことについては、昨年のネイチャー誌に以下のように発表されている。
すべてが計画通りに進んだ場合、ハーバード大学のチームは太陽光へのジオエンジニアリングの実行場所を、研究室から実際の成層圏へと移行させ、世界初の戦略的成層圏制御摂動実験(SCoPEx)を行う。
試験の第一段階は、アメリカ南西部で上空 20キロメートルにある操作可能なバルーンを 2回飛行させ、テストを行う。
この第一段階の予算は 300万ドル ( 3億3000万円)だ。このテストは、2019年の前半には早くも開始することが可能となっていた。
いったん配置されると、実験では、炭酸カルシウムによる「粒子の煙」を放出することになる。これは、それぞれが約 100グラム程度で、市販の制酸剤の平均的なボトルに含まれる量とほぼ同じだ。その後、バルーンが粒子の分散状態を観察する。
当然のことながら、この実験に対して、環境団体を含む多くの人々が懸念を表明していることが、科学誌ネイチャーに記されている。
実験に反対する科学者たちは、このような試みは、気候変動に対する恒久的な解決策には結びつかず、一時的な気晴らしのようなものに過ぎないと言う。
この実験の概念にある「地球を寒冷化させるために、大気中に粒子を注入する」という考えは、1991年にフィリピンのピナツボ火山が噴火した後、地球の平均気温が下がったことによる。
この時のピナツボ火山の噴火は、20世紀に起きた火山の噴火の中で二番目に大きなものだったが、この噴火は、成層圏に 2000万トンの二酸化硫黄エアロゾルを噴出させた。このエアロゾルが地球の気温を下げた。
2000万トンというような大量のエアロゾルが大気中に噴出されたにも関わらず、下がった気温は 0.5℃であり、気温の低下が続いたのは 1年だけだった。
ハーバード大学の研究チームは、数年間、戦略的成層圏制御摂動実験に取り組んでいるが、参加しているすべての科学者たちが、このプログラムの内容に完全に同意しているわけではない。
たとえば、気候科学者ではないフランク・クーチュ (Frank Keutsch)氏は、以前は、この考え方を「まったく狂気の沙汰だ」と考えていた。しかし、クーチュ氏はその後、考えを変え、この実験に賛同するようになったことがネイチャーの記事に書かれている。
この実験の疑わしい性質をさらに増しているのは、この実験の資金のほとんどが、マイクロソフト社の創業者であるビル・ゲイツ氏によって行われているということもある。
ビル・ゲイツ氏が、世間的に物議を醸すような科学的実験に資金を提供することは、これが初めてのことではない。ゲイツ氏は、数多くの科学実験やプロジェクトに公的に資金を提供している。
たとえば、「赤ちゃんに自動的にワクチンを接種するためのインプラント装置」の研究に資金を提供していることが、2017年に報じられている。
この「上空に人工的に粒子を噴霧して、地球の気象を変えようとする」というハーバード大学の実験は、初めて聞かれる方には、ディストピア的 SF 映画の話のように響くかもしれないが、現実は、このジオエンジニアリング的な考え方は、長い間、各国の政府の検討議題でもあり、また、世界中のシンクタンクが検討していたものだ。
実際、2018年11月に英学術誌「エンバイロメンタル・リサーチ・レターズ(Environmental Research Letters)」に掲載された研究は、地球温暖化を防ぐためのジオエンジニアリング実験として、航空機により大気中に微粒子を噴霧するという、ハーバード大学の実験とまったく同じことを行うことについてのものだった。
他にも、いくつかの同様の科学的研究がある。
さらに、2016年に当時の中央情報局(CIA)長官であったジョン・ブレナン (John Brennan)氏は、外交問題評議会で演説した際に、地球を寒冷化に導くために大気中に化学微粒子を散布する同様のプロセスを詳述した。
会議でブレナン氏は、外交問題評議会との会議で、世界の安全保障に対する不安定性と、国境を越えたアメリカへの脅威について述べた。その中で、ブレナン氏は、ジオエンジニアリングのトピックを提起した。
また、地球規模の気候変動による温暖化の影響を逆転させるための、もうひとつの公的プログラムとして、「 SAI プログラム」がある。これは、成層圏へエアロゾルを注入することで、やはり火山の噴火と同じ効果を作りだし、太陽の熱を反射させるというものだ。
SAIプログラムは、地球規模の気温上昇を制限し、気温の上昇に関連するリスクを減少するとされる。また、このプロセスは比較的安価に実行できる。とはいっても、アメリカ国立研究評議会は、 SAI プログラムが完全に展開された場合、毎年約 100億ドル( 1兆1000億円)かかると見積もっている。
私たちは、ジオエンジニアリングについて、ますます多くの話を聞くようになっているが、1つ明らかなことがある。それは、ジオエンジニアリングにより故意に地球の気候を変え始める前に、まだ議論されることは数多くあり、そして、私たちが学ばなければならないことがまだたくさんあるということだ。

In Deep
https://indeep.jp/harvard-geoengineering-scientists-begin-spraying-particles-sky/




2019年8月3日の米ゼロヘッジより
・zerohedge.com
史上最大の気象介入実験がもうじき始まる段階に
アメリカで「地球を寒冷化に導くための空中エアロゾル散布プログラム」が、名門ハーバード大学での科学者たちを中心に、計画が進められていることをご紹介したのは、昨年 1月の以下の記事でした。
これは、歴史上、巨大火山の噴火の後に、火山灰が太陽光を遮断するために、地球全体の平均気温が下がったという観測がなされて以来、
「その火山の噴火と同様の状態を人工的に作り出す」
という一種の「狂気の発想」なんですけれど(巨大な火山噴火のエアロゾルの噴出量は人工的にどうこうできる量ではないですので)、それでも、このジオエンジニアリングという名の地球の気象への人為的介入計画は進んでいたようです。
7月30日の科学誌ネイチャーには、ハーバード大学に、このプログラムの諮問委員会が設置され、そして、資金提供も、ビル・ゲイツ氏が全面的におこなうことになりまして、現在、
「ほとんど実行直前の段階」
になっているようです。
2019年7月30日のネイチャーより
・nature
これについて、昨日の米ゼロヘッジは、アメリカのメディア記事を引用して、このことを伝えていました。
これについては、以下の記事など、わりと多く取り上げてきていますけれど、そもそも、地球の気温自体が、公的なデータでは、3年前から「下降局面」に入っていまして、
「この 3年間は、過去 1世紀で最大の寒冷化を記録している」
のです。
この記事で、取り上げましたアメリカのメディアの記事は以下のようなものです。
Did You Know the Greatest Two-Year Global Cooling Event Just Took Place?
「過去最大の寒冷化事象が起きていることをご存じだろうか」より
2016年2月- 2018年2月の 2年間で、世界の平均気温は 0.56℃低下した。
これは、それまで過去最大の平均気温の低下を見せた 1982年- 1984年の 2年間の気温の低下 0.47°Cを上回る数字だ。
このデータの数字はすべて NASA ゴダード宇宙科学研究所による GISS 地球表面温度分析からのものであり、これは、世界の平均気温の報告について、世界中のほとんどのジャーナリズムの報道で使用される標準的データソースであり、公的な記録がそのようになっているのだ。
2016年から 2016年のこの「大寒冷化」は、2つの小さな寒冷化に主導された。ひとつは、
2016年2月- 6月と、もうひとつは 
2017年2月 - 6月/の期間だ。
そして、仮に 2018年2月から 6月までも同様の事象が起きた場合、地球の平均気温は、1980年代よりも低くなる。
つまり、過去 3年くらいの正確なデータ分析を見れば、(それまで温暖化していたとしても)「 2016年には、すでに温暖化は終わっていた」わけです。
ですので、このハーバード大学の計画のようなプログラムは、実際には、実行目的そのものに意味がないということにもなります(気温を下げる局面ではないため)。
それでも彼らはやると。
それに、そもそも今年の 2019年は、アメリカも、そして日本なども、7月頃まで「何が問題だったか」ということについて、たとえば、アメリカでしたら、以下の記事のように、
「異常な日照不足が続いた」
ことが問題だったのです。
日本でしたら、ほんの 1週間ほど前の以下のような報道タイトルだけでも思い出しますけれど、やはり、信じられない日照不足が問題でした。
・記録的な日照不足、小売業に影響じわり-衣料品販売など低迷
 ブルームバーグ 2019/07/28
今後の太陽活動の推移の予測から考えますと、来年も、またその次の年も次の年も、このような状況は続く可能性が高いと考えられまして、むしろ「太陽の光が貴重になる」地域が、とても多くなりそうな感じはあるのです。
今年に関していえば、アメリカでも日本でもヨーロッパでも、現時点では、猛暑が問題となったのは「ほんの数日から 1週間ほど」であり、それ以外の春から夏の多くの日々は、ひたすら、日照が不足していたのです(ただし、アラスカやシベリアは異常な熱波が続いています)。
このハーバード大学ののような実験が成功するとは、あまり思っていませんけれど、もし成功した場合は、それはそれで、
「ただでさえ日照不足に苦しんでいるのに、これ以上それを加速させてどうする」
という話でもあり得ます。
しかも、以下の記事で取り上げさせていただきましたが、現在の太陽の放射照度、つまり「太陽からの光の強さ」は、観測史上で過去最大級に弱いのです。
それにしても、ビル・ゲイツさんは、科学の研究に資金提供することに熱心で、特に「物議を醸しやすい科学的研究」に積極的に資金提供しているようで、過去記事でも、以下のような「遺伝子ドライブ」というようなものに多額の研究資金を提供しています。
遺伝子ドライブというのは、人為的に遺伝子を改変することで、
「生物種全体を改変することができる」
と考えられている遺伝子技術で、こちらもわりと「狂気の世界」であるのですけれど、この遺伝子ドライブ技術の試験も成功していますしね。
ビル・ゲイツさんが関係すると、わりとよく実験が成功するみたいですので、今回のハーバード大学の実験も、ある程度の「成功」を収めることになるのかもしれないという念はあります。
実験成功後の気象は、どうなっちゃいますかね。

In Deep
https://indeep.jp/harvard-geoengineering-scientists-begin-spraying-particles-sky/



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