1999年8月トルコ大地震
トルコ大地震関連情報
2001/03/16 18:09 更新
ニュース
「日本トルコ村」開村
■NHK 2月10日 朝のニュースから
去年8月、トルコ西部で起きた大地震で大きな被害が出た被災地に、阪神大震災の被災地から送られた仮設住宅500戸が完成し、日本時間のきのう、現地で「日本トルコ村」の開村式が行われました。
阪神大震災の被災地から送られた仮設住宅は、最大の被災地の一つ、トルコ西部のアダパザルの郊外に建設されました。
日本村の開村式には、住民らおよそ1000人が出席し、日本側を代表して山本外務政務次官が「日本は、5年前に阪神大震災を経験しただけに、今回の地震によるトルコ国民の苦労や悲しみは十分理解している。日本の支援は、友好国として当然であり、仮設住宅が役に立っていることをうれしく思う」とあいさつしました。
これに対してアイドゥン公共事業・住宅相は「地震直後からトルコに寄せられている日本の好意に感謝する」と述べました。
このあと山本政務次官らは、トルコ語で「日本トルコ村」と書かれた看板の除幕を行ったのに続いて、仮設住宅に入居した被災者の家を訪ね、これまでの苦労をねぎらいました。
現地には、去年の暮れまでに、日本からさらに1100戸の仮設住宅が送られており、日本側は、トルコ側と協議しながら早期に建設工事を終えたいとしていて、引き続き被災地の復興に貢献していく考えです。
■NHK 2月10日 朝のニュースから
去年8月にトルコ西部で起きた大地震の際に、日本の国際緊急援助隊によって倒壊した建物の中から救助された女性が、日本時間の昨夜、トルコを訪れている外務省の山本政務次官に会い、感謝の意を伝えました。
この女性は、メラハット・オズクルトさん(74)です。
オズクルトさんは、去年8月に起きた大地震の際、トルコ西部の町、ヤロバ市内の自宅のマンションが倒壊してがれきの中に閉じこめられ、現地で救助活動にあたっていた日本の国際緊急援助隊によって56時間ぶりに救出されました。
オズクルトさんは、イスタンブール市内のホテルに山本政務次官を訪ね「救出された時のことはよく覚えていないが、あとで日本人が犬を使って救出してくれたと聞いた。背中や足に大けがをして、2か月間、入院生活を送ったが、今は元気になり本当に感謝している。どうしてもお礼を言いたかった」と述べ、手作りの桜の花の刺しゅうを手渡しました。
山本政務次官は「緊急援助隊が救出することができて、うれしく思っている。健康に気をつけて長生きしてください」とねぎらいました。
8月17日にトルコ西部で起きた大地震は、発生より608日と4時間 が経過しました。
死者は14,000人を超え 、阪神大震災の犠牲者(6,432人)を大幅に上回りました。
■被害状況 (9/1)
死者:14,494人
負傷者:25,000人以上
被災者:約20万人 (8/26)
倒壊建物:約17,500棟 (8/25)
地震に関する情報 (アジア防災センター)
発生日時
現地時間 1999年8月17日 午前3時2分(夏時間)
日本時間 1999年8月17日 午前9時2分
規模:マグニチュード7.4
震央:トルコ共和国イズミット市近辺,イスタンブールより東へ65マイル(104km)
11月13日にトルコ北西部で起きた大地震は、発生より520日と11時間 が経過しました。
■被害状況 (11/17)
死者:550人
負傷者:3,000人以上
倒壊建物:700棟を越える(ボル県デュズジェとその周辺)
地震に関する情報
発生日時
現地時間 1999年11月12日 午後7時
日本時間 1999年11月13日 午前2時
規模:マグニチュード7.2
震央:トルコ共和国ボル県デュズジェ付近
新しい日本の情報局