http://www.asyura2.com/13/jisin19/msg/131.html
投稿者 taked4700
日時 2013 年 6 月 04 日 11:08:50: 9XFNe/BiX575U
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/beans8055/view/20110708
2011年7月8日(金)
北米「ファン・デ・フカ プレート」の不気味な沈黙
今日は、最近地球上で発生している巨大地震の傾向について、数年前から気になっていることを書かせて頂きます。
7/6に南太平洋ケルマディック海溝に面した「ケルマディック諸島」でM7.6の大地震が起きました。
幸い、人の住んでいないところで起きた地震のため、被害の報告はありませんでした。
このところ、太平洋を取り巻く地域で巨大地震の発生が多いのですが、それらすべてに共通する特徴があります。
それは「海溝型」巨大地震ということです。
地図をクリックして頂けると、ニュージーランド(クライストチャーチ)の地震、ケルマディック諸島、スマトラ沖大地震、阪神大震災、、東日本大震災、チリ沖地震・・・・・等、
最近起きた巨大地震がその近くにある「海溝」に対応したものであることがわかります。
地図上にカリブ海の「プエリトリコ海溝」が掲載されていませんが、2010年1/12に発生した「ハイチ大地震」もやはり、「海溝」にきれいに対応した地震です。
この50年で、環太平洋の多くの海溝付近で巨大地震の発生が見られますが、まだ発生していない地域もいくつかあります。
その筆頭はなんと言っても北米「ファン・デ・フカ プレート(カスケード沈み込み帯)」です。
この沈み込み帯は全長1100kmに及びますが、この300年ずっと鳴りを潜めているのです。
アメリカ合衆国の建国は235年前(1776年・アメリカ独立宣言)ですから、人々の記憶どころか、合衆国の歴史にさえ掲載されていません。
この巨大地震は、江戸時代の日本の古文書や地質学的な調査対象でしかありません。
前回、この「ファン・デ・フカ プレート」が動いて巨大地震を引き起こしたのは312年前の1700年1/26です。
日本では江戸時代、元禄12年(日本は旧暦のため12/8~9)の出来事です。
全長1100kmが一気に割れたことから、地震の規模はM9クラスであったことが推定されています。
江戸時代の古文書にも「地震を伴わない謎の津波」が押し寄せ、太平洋沿岸地域で広く被害が出たと記されています。
この当時のことを記した古文書は、現在までに、
岩手県宮古市(&宮古市津軽石)、同大槌町、茨城県ひたちなか市、静岡県清水市、和歌山県田辺市(田辺、新庄)
の計7ヶ所において津波の被害を記載した文書が確認されています。
この300年の間に日本の海岸線も地殻変動によって1m近く変わっていますので、現在同じ規模の地震が起きた場合の津波被害については、再度計算し直す必要があります。
そしてそのことは、独立行政法人 産業技術総合研究所「活断層研究センター」によって研究結果が発表されています。
1700年と同じM9クラスの巨大地震が起きた場合、日本での津波高は以下のように予想されています。(古文書が残っている7つの地域)
宮古(岩手県) 4~5m
宮古市津軽石 6~7m
大槌(岩手県) 5m
那珂湊(茨城県) 3m
三保(静岡県) 1~2m
新庄(和歌山県) 4m
田辺(和歌山県) 3m
津波は太平洋の中心、ハワイまで6時間、日本までは10~12時間で到達と予想できます。
上記のデータ通りですと、リアス式の三陸海岸が被害を受けやすいほか、和歌山県でも高い水位が予想されていることから、日本列島の沿岸部はすべて注意しないといけないようです。
いまだ「海溝型地震」の起きていない「ファン・デ・フカ プレート(カスケード沈み込み帯)」での巨大地震が、いつ起きるかはわかりませんが、上記の「海溝と巨大地震発生状況の地図」を見ると明らかな「空白域」であり、今後気をつけて見て行く必要があるように思われます。
尚、「ファン・デ・フカ プレート」同様、まだ巨大地震未発生の「伊豆・小笠原海溝」、「琉球海溝」〔地図は未掲載〕については、琉球大学木村名誉教授が2019年頃の発生予想を立てています。
(細かく見ると、その他に未発生の場所はまだいくつかあります。)
伊豆・小笠原海溝付近 ・・・ 2019年±4年 M7.7
琉球海溝付近 ・・・ 2019年±3年 M9?
世界の海溝型巨大地震シリーズが終わった後、次にどんな動きになるのか、この点にも注目して行きたいと思います。
作成者 フレッシュビーンズ : 2011年7月8日(金) 15:36
★阿修羅♪
http://www.asyura2.com/13/jisin19/msg/131.html
0 件のコメント:
コメントを投稿