2018年5月30日水曜日

健康情報,放射能汚染状況/海産物






健康情報,放射能汚染状況/海産物
海産物|放射能検査地図(2017年上半期)
放射能検査地図の目的について
2017年上半期に厚生労働省が発表したデータをもとに、セシウムが検出された海産物を抜き出し、日本地図に表示しました。
※2017年上半期に厚生労働省が発表したデータによると、
野生鳥獣肉の放射能汚染に関し、検出限界値の平均は12.6Bq/kgでした。
検出限界値が12.6Bq/kgととても高いにもかかわらず、計521検体から放射能が検出されました。
2017年上半期に厚生労働省が発表しているデータの中で、最も放射能汚染の数値が高かったのは、
千葉県柏市手賀沼のウナギから放射性セシウム134が21.1Bq/kg、放射性セシウム137が114Bq/kg、合計140Bq/kg検出していますが、
こちらは2016年の8月に検査した検体の結果のようです。
その他2017年に検査・発表された海産物の中で最も放射能汚染数値が高かったのは、
福島県二本松市口太川のイワナで、放射性セシウム134が18.1Bq/kg、放射性セシウム137が122Bq/kg、合計で140Bq/kg検出され、
栃木県日光市中禅寺湖のブラウントラウトからも放射性セシウム134と137の合計で110Bq/kg検出されています。
海水魚よりも淡水魚の放射能汚染が目立ちますが、海水魚の汚染もまだ続いているようで、海水魚の中で最も放射能汚染数値が高かったのは、
千葉県銚子市九十九里沖のスズキで、放射性セシウム134が10.2Bq/kg、放射性セシウム137が59Bq/kg、合計で69Bq/kg検出されています。
放射性セシウム134は不検出なので福島第一原発事故由来の放射性物質ではなくもともと存在した事故以前から存在した放射性物質だと考えられますが、
北海道の宗谷岬沖のシロザケからは放射性セシウムの合計が0.4Bq/kg検出されています。
海産物は放射能汚染数値が高いと言われていますが、東北から関東にかけて、いまだに放射性セシウム134が検出されている地域もあるので、
海にも川にも2011年の福島第一原発事故の影響が色濃く残っている状態といえるのではないでしょうか。
安心して海産物をお召し上がりいただくために、特に小さなお子様や妊婦さんには、放射能検査をした食品をお選びいただけたらと思います。

ホワイトフード
https://news.whitefood.co.jp/news/radioactivity/8274/
https://news.whitefood.co.jp/news/foodmap/4417/



海産物の放射能汚染ワースト30(2017)
1:ウナギ[Cs合計:140Bq/kg,千葉県柏市,2017/5,]
2:イワナ[Cs合計:140Bq/kg,福島県二本松市,2017/5,]
3:イワナ[Cs合計:120Bq/kg,福島県伊達市,2017/5,]
4:ブラウントラウト[Cs合計:110Bq/kg,栃木県日光市,2017/5,]
5:イワナ[Cs合計:092Bq/kg,福島県福島市,2017/5,]
6:イワナ[Cs合計:077Bq/kg,群馬県中之条町,2017/5,]
7:ニジマス[Cs合計:070Bq/kg,栃木県日光市,2017/5,]
8:スズキ[Cs合計:069Bq/kg,千葉県銚子市,2017/5,]
9:ヤマメ[Cs合計:067Bq/kg,福島県桑折町,2017/5,]
10:コイ[Cs合計:066Bq/kg,千葉県柏市,2017/5,]
11:ギンブナ[Cs合計:066Bq/kg,福島県猪苗代町,2017/5,]
12:スズキ[Cs合計:058Bq/kg,千葉県銚子市,2017/5,]
13:ヒメマス[Cs合計:049Bq/kg,栃木県日光市,2017/5,]
14:ヤマメ[Cs合計:048Bq/kg,福島県北塩原村,2017/5,]
15:イワナ[Cs合計:048Bq/kg,群馬県中之条町,2017/5,]
16:イワナ[Cs合計:047Bq/kg,群馬県東吾妻町,2017/5,]
17:ワカサギ[Cs合計:046Bq/kg,群馬県前橋市,2017/5,]
18:ヒメマス[Cs合計:046Bq/kg,栃木県日光市,2017/5,]
19:コイ[Cs合計:045Bq/kg,福島県猪苗代町,2017/5,]
20:ヒメマス[Cs合計:044Bq/kg,栃木県日光市,2017/5,]
21:ヤマメ[Cs合計:044Bq/kg,福島県福島市,2017/5,]
22:ヒメマス[Cs合計:044Bq/kg,栃木県日光市,2017/5,]
23:ウグイ[Cs合計:041Bq/kg,福島県猪苗代町,2017/5,]
24:イワナ[Cs合計:041Bq/kg,福島県西郷村,2017/5,]
25:ワカサギ[Cs合計:040Bq/kg,群馬県前橋市,2017/5,]
26:イワナ[Cs合計:040Bq/kg,福島県福島市,2017/5,]
27:ワカサギ[Cs合計:039Bq/kg,群馬県前橋市,2017/5,]
28:ギンブナ[Cs合計:039Bq/kg,福島県猪苗代町,2017/5,]
29:イワナ[Cs合計:038Bq/kg,群馬県中之条町,2017/5,]
30:ワカサギ[Cs合計:037Bq/kg,群馬県前橋市,2017/5,]






■放射性セシウムが検出された注意が必要な魚種一覧(2015)
品目名
   メバル
      メバル[平均値Cs:30.0Bq/kg,検出検体数001,]
      シロメバル[平均値Cs:24.9Bq/kg,検出検体数101,]
      キツネメバル[平均値Cs:18.9Bq/kg,検出検体数033,2015/7,]
      ウスメバル[平均値Cs:17.2Bq/kg,検出検体数029,2015/7,]
   エイ
      アカエイ[平均値Cs:22.3Bq/kg,検出検体数007,]
   クロソイ[平均値Cs:21.4Bq/kg,検出検体数014,]
   カレイ.
      ババガレイ[平均値Cs:21.0Bq/kg,検出検体数117,]
      イシガレイ[平均値Cs:20.9Bq/kg,検出検体数077,]
      マコガレイ[平均値Cs:13.6Bq/kg,検出検体数132,]
      ムシガレイ[平均値Cs:11.9Bq/kg,検出検体数011,]
      ヤナギムシガレイ[平均値Cs:11.2Bq/kg,検出検体数009,2015/7,]
      メイタガレイ[平均値Cs:09.8Bq/kg,検出検体数009,2015/7,]
      マガレイ[平均値Cs:07.1Bq/kg,検出検体数030,2015/7,]
      アカガレイ[平均値Cs:06.9Bq/kg,検出検体数009,2015/7,]
      ホシガレイ[平均値Cs:06.1Bq/kg,検出検体数001,2015/7,]
      ミギガレイ[平均値Cs:00.5Bq/kg,検出検体数001,2015/7,]
   カスベ
      コモンカスベ[平均値Cs:16.1Bq/kg,検出検体数237,2015/7,]
   フグ
      ヒガンフグ[平均値Cs:13.0Bq/kg,検出検体数002,2015/7,]
      コモンフグ[平均値Cs:08.5Bq/kg,検出検体数001,2015/7,]
      ショウサイフグ[平均値Cs:05.8Bq/kg,検出検体数012,2015/7,]
   サメ,
      アブラツノザメ[平均値Cs:12.7Bq/kg,検出検体数008,2015/7,]
      ホシザメ[平均値Cs:10.2Bq/kg,検出検体数013,2015/7,]
   タイ,
      クロダイ[平均値Cs:08.9Bq/kg,検出検体数021,2015/7,]
      マトウダイ[平均値Cs:02.0Bq/kg,検出検体数010,2015/7,]
      マダイ[平均値Cs:01.4Bq/kg,検出検体数017,2015/7,]
      チダイ[平均値Cs:01.4Bq/kg,検出検体数007,2015/7,]
      イシダイ[平均値Cs:00.6Bq/kg,検出検体数002,2015/7,]
      キンメダイ[平均値Cs:00.5Bq/kg,検出検体数005,2015/7,]
   ヒラメ
      ヒラメ[平均値Cs:07.5Bq/kg,検出検体数188,2015/7,]
      アカシタビラメ[平均値Cs:07.2Bq/kg,検出検体数001,2015/7,]
   スズキ
      スズキ[平均値Cs:06.1Bq/kg,検出検体数001,2015/7,]
      ヒラスズキ[平均値Cs:07.0Bq/kg,検出検体数001,2015/7,]
   イワシ
      カタクチイワシ[平均値Cs:03.0Bq/kg,検出検体数008,2015/7,]
      マイワシ[平均値Cs:00.5Bq/kg,検出検体数002,2015/7,]
   タラ
      マダラ[平均値Cs:02.4Bq/kg,検出検体数152,2015/7,]
      タラ[平均値Cs:00.5Bq/kg,検出検体数002,2015/7,]
      スケトウダラ[平均値Cs:00.4Bq/kg,検出検体数005,2015/7,]
   アナゴ
      マアナゴ[平均値Cs:02.1Bq/kg,検出検体数003,2015/7,]
      アナゴ[平均値Cs:01.2Bq/kg,検出検体数011,2015/7,]
   サバ
      マサバ[平均値Cs:01.2Bq/kg,検出検体数004,2015/7,]
      ゴマサバ[平均値Cs:00.5Bq/kg,検出検体数003,2015/7,]
   ブリ
      ブリ[平均値Cs:00.8Bq/kg,検出検体数049,2015/7,]
   マグロ
      マグロ[平均値Cs:00.6Bq/kg,検出検体数001,2015/7,]
      ビンナガ[平均値Cs:00.6Bq/kg,検出検体数015,2015/7,]
      クロマグロ[平均値Cs:00.5Bq/kg,検出検体数001,2015/7,]
      キハダ[平均値Cs:00.5Bq/kg,検出検体数001,2015/7,]
   カツオ
      カツオ[平均値Cs:00.5Bq/kg,検出検体数004,2015/7,]





福島原子力発電所の事故以前に、放射性セシウムの濃度を国が放射能測定をしており報告していました。
原発事故以前の1957年~1910年の放射能測定でも原発事故以前の放射性セシウムの測定が検出されておりますが、
魚におけるセシウム濃度は、概ね0.1~0.6ベクレル/kgぐらいの測定結果でした。
福島原子力発電所事故以前のセシウム濃度の汚染ワースト10は、
まぐろ(0.61Bq/kg)、
さより(0.6Bq/kg)、
なまず(0.54Bq/kg)、
むつ(0.46Bq/kg)、
なまこ(0.42Bq/kg)、
まこんぶ(0.4Bq/kg)、
かつお(0.36Bq/kg)、
たちうお(0.35Bq/kg)、
かます(0.32Bq/kg)、
こい(0.31Bq/kg)
という調査結果でした。
大型魚の方が水銀などの汚染と同様に、生物濃縮しやすそうなので注意が必要だと推測ができます。
また、原発事故前の調査報告でワースト6の昆布のように放射能の吸着しやすい海産物にも注意が必要です。
魚の安全性について魚業界で最も注意をしているホワイトフードでは、
海流的な安全性に考えて日本の最北端の利尻島昆布をセシウムとストロンチウムの放射能検査で不検出な商品も取り揃えてみました。
(詳しくは、福島原発事故以前の魚の放射性セシウムの汚染調査の情報について)
ホワイトフード
https://news.whitefood.co.jp/news/foodmap/4417/




放射能汚染から健康を守るためのポイント
① 放射能汚染された食品を避けること。
産地を調べたり、放射能検査をしたり、極力安全な魚を食べる事が大切です。放射性物質を食品を通して、体に取り入れてしまい、放射線を体の中から浴びることを内部被ばくと言われており、外部被ばくよりも影響が大きいと言われております。事故後5年近くたちましたので、一部の地域を除いてい外部被曝ばくよりも、食べ物による内部被ばくをいかに少なくするのかということが大切です。
② 魚は塩ゆですると、放射性セシウムが70%除去可能
チェルノブイリ事故後、多くの食品が汚染してしまったベラルーシでは、調理法によって放射性物質をいかに少なくするのかという研究がさかんに行われました。
その中でもとても効果があったのが、「塩ゆで」です。
魚や肉に関しては、塩ゆですることによって放射性セシウムが70%排除でき、ジャガイモは塩ゆでで45%排除できることが論文で発表されています。
(詳しい情報はこちら)
③ 排出・免疫向上系サプリのスピルリナを摂取
上記の①と②の記載のように、一番良いのは放射性物質を体に取り入れないことです。
ただ、外食や給食などを食べざるを得ないときは、キッズカーボンのような放射性物質を排出するサプリメントや、免疫力を高めるサプリメントも検討されると良いと考えております。
スピルリナは放射性セシウムを排出すると言われているだけでなく、免疫力を高める力があるという論文もあり、
下記のリンクで論文やエビデンスをまとめてみました。
ただ、スピルリナは藻のため特殊な匂いがします。
そのため継続的に飲むことが辛い方向けに、ホワイトフードではおいしく召し上がれるサプリメント・クッキーをご用意しました。
(サプリメントの論文やスピルリナ・クッキーについて詳しくはこちら)

ホワイトフード
https://news.whitefood.co.jp/news/radioactivity/8274/
https://news.whitefood.co.jp/news/foodmap/4417/


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