天体情報:太陽
この数年唱えられ続けていたミニ氷河期突入説
イギリス王立天文学会での、英国ノーザンブリアン大学のヴァレンティナ・ジャルコヴァ教授( Prof Valentina Zharkova )によるミニ氷河期突入の発表については、7月22日の日経ビジネスでも特集されていましたので、短く抜粋しておきます。
地球は2030年からミニ氷河期に入るのか?
日経ビジネス 2015.07.22
2030年頃から地球はミニ氷河期に突入する――。
英ウェールズで7月9日に開かれた王立天文学会で英国の研究者が驚くべき発表をした。今後15年ほどで太陽の活動が60%も減衰するというのだ。英テレグラフ紙を含めたメディアは「ミニ氷河期に突入」というタイトルで記事を打った。
研究発表をしたのは英ノーザンブリアン大学のヴァレンティナ・ジャルコヴァ教授。太陽の内部にある磁場の変化によってミニ氷河期が訪れる可能性を示唆した。
同教授によれば、太陽内に2つの異なる磁気波があることを発見。2波は周波数が異なるが、両波ともに11年周期で変化するという。ジャルコヴァ教授は両波を基に太陽活動の動きを探る新しいモデルを確立した。精度は97%だという。
このような、
地球は 2030年代をピークとする数十年続く寒冷期に入る
という説に関しては、2011年に、 NASA マーシャル宇宙飛行センターのデイビッド・ハザウェイ博士という太陽物理学者が Earthfiles とのインタビューで語ったことを、
・あらかじめ予測されていた小氷河期の到来
2011年11月07日
という記事で、何度かにわけて記したことがあります。
・NASA
しかし、ハザウェイ博士は、太陽活動の低下による地球寒冷化になるという予測はあるにしても、「確定的なことは何もない」としていて、こちらのページでは、
[記者からの質問] もし、太陽活動がサイクル25から極小期に入るとすると、気候は氷河期に戻ってしまうのでしょうか?
[返答] その質問に対しては、「太陽が気候にどのくらい影響するものなのか」ということがはっきりとしていなければ答えられないのです。
[記者からの質問] 太陽は太陽系の中で唯一、熱を与えているものなので、地球の気候にも大きな影響を及ぼすのではないのでしょうか?
[返答] 仮にそうだとしても、その割合を誰も知りません。現在わかっていることは、地球が受ける太陽のエネルギーの変化というのは、少なくとも、光度、温度については、1パーセントの10分の1程度しか受けていないということがあります。
現在では、雲の生成が宇宙線と関係している可能性が出てきており、「雲の存在」は地球の気候に大きく関係します。太陽からの紫外線などのエネルギーがどれだけ変化しても、雲などの影響のほうが地球の天候に大きな影響を与える可能性があるということです。
としていて、太陽活動が縮小した場合でも、その影響は「不明」だとして、「ミニ氷河期が来るかどうかはわからない」と述べていました。
上のハザウェイ博士の、
> 少なくとも、光度、温度については、1パーセントの10分の1程度しか受けていない
というのは、観測的な事実でもあります。表面的な数値だけを見れば、太陽の日射量の変動が気候変動に与える影響は「たった 0.1 パーセント」ということで、太陽活動の地球の環境変動への影響はとても小さいと言えます。
下は、東京大学宇宙線研究所の宮原ひろ子さんが 2008年に書かれた「中世の温暖期と近世の小氷期における太陽活動と気候変動 - 樹木年輪中の炭素同位体の分析から」という論文からです。
・中世の温暖期と近世の小氷期における太陽活動と気候変動
あるいは、「太陽活動が低下すると、曇りの日が多くなる」という事実もあります。
これは、
・太陽活動が低下する
↓
・地球への宇宙線の到達量が増える
↓
・宇宙線が増えると雲が増える
という「宇宙線」が関係した流れとなっていて、曇りの日や雨の日が増えますと、気温は低くなりやすい気もしますので、そのあたりもどう関係あるのか、など、太陽活動と地球の気象との関係はいろいろあります。
上の図にしては、過去記事、
・「宇宙線が雲を作るメカニズム」の一部を欧州原子核研究機構 CERN が解明
2011年08月26日
などをご参照くだされば幸いです。
さて、今回、アメリカの Astronomy Now (今日の天文学)という科学メディアに、「モスクワ国立大学ニュースリリース」の内容と共に、今回の研究の主要メンバーであるモスクワ国立大学の物理学者であるヘレン・ポポワ博士( Dr. Helen Popova )についても紹介されていました。
このヘレン・ポポワ博士はお美しい方ですが、今回のためにおこなった業績は、その美貌をさえ忘れさせてしまうほど、きわめて重要なものです。
ヘレン・ポポワ博士
・Astronomy Now
彼女は、今よりずっと以前に、現在の太陽サイクルであるサイクル 24の「黒点数の予測」を、太陽の電磁波の観測から数学的解析で導かれる結果により、
将来の黒点数を予測し、その通りになった
のです。
さらに、サイクル24の黒点数の正確な予測に成功したヘレン・ポポワ博士は、今の次の太陽サイクルである「サイクル25」のパターン解析に着手したのでした。
前回と同じ手法での精度が正しければ、「ほぼ正確に次のサイクルの黒点数を予測できる」ことになります。
それによって、ポポワ博士は、
「次の約 30年間ほどの間の黒点数が、マウンダー極小期と同じ程度の黒点数になる」
という結果を導いたのでした。
その精度、つまり、ミニ氷河期が訪れる確率は 97% としています。
In Deep
http://oka-jp.seesaa.net/article/422810525.html
1990年、ゲッチンゲン大学のスートベルト・エルテル教授は、西暦600年から1800年までの期間の科学、文学、そして絵画の発展と、黒点周期の相関関係を研究し以下のような結論を得た。
1)ヨーロッパ、及び中国の調査では、文化の隆盛には明らかな断続性が存在している。そしてそれは明らかに太陽黒点周期と相関している。
2)黒点周期に合わせて、絵画、文学、そして科学などの分野における創造力の爆発は、10年から15年の期間で断続的に現れている。
3)この創造力爆発の断続性の周期は、代表的な芸術家や科学者の出現にも見られる。彼らは太陽黒点周期に合わせて周期的に出現し、極小期にまた消え去る。
このような点から、太陽黒点の極大期には人間は活発となり、創造性も刺激されることが分かる。
2010/01/29(金) 16:57:19
ヤスの備忘録 歴史と予言のあいだ
http://ytaka2011.blog105.fc2.com/blog-date-201001.html
天体情報:太陽磁極反転は3-4ヵ月後
2013年8月5日月曜日18:17
Live Free or Die
(Before It's News)
http://beforeitsnews.com/space/2013/08/suns-magnetic-field-about-to-flip-video-2464054.html
ほぼ11年おきに極の向きが反転するとされる太陽磁場だが、NASAによると、太陽磁極は3-4ヵ月後に反転するという。NASAによると、太陽系に「波及効果(ripple effects)」の影響が懸念される。
スタンフォード大学太陽物理学者Todd Hoeksema氏
「これから3-4ヵ月後に太陽磁極反転おきるだろう。そして太陽系中至る所で波及効果がおきうる。」。
Scherrer氏
「太陽の北極に反転の徴候がある。太陽の南極はそれを追うかんじ。しかしいずれにせよ、極反転はちかい。そして、Solar Maxの後半期は進行中。」。
11年周期の太陽活動サイクルのピークにあたる時期、太陽磁極は向きを変える。太陽内部の磁気発電機は新たな構造に入れ替わる。今回の反転はSolar Cycle 24のミッドポイント/中間期におきる。冥王星のかなた数十億キロメートル半径におよぶ、太陽系全体をおおう太陽磁場(へリオスフェア、heliosphere) の逆転は文字通りの大イベント。
local pc
1981年-1991年/Solar Cycle 23前期
1992年-2002年/Solar Cycle 23後期
2003年-2013年/Solar Cycle 24前期
2014年-2024年/Solar Cycle 24後期
local pc
計算値
1958年/太陽活動のピーク
1963年/太陽活動の底
1969年/太陽活動のピーク
1974年/太陽活動の底
1980年/太陽活動のピーク
1985年/太陽活動の底
1991年/太陽活動のピーク
1996年/太陽活動の底
2002年/太陽活動のピーク
2007年/太陽活動の底
2013年/太陽活動のピーク
2019年/太陽活動の底
2025年/太陽活動のピーク
local pc
天体情報:NASA「数週間内に太陽磁場ポールシフトはおきる」
The Extinction Protocol
http://theextinctionprotocol.wordpress.com/2013/11/16/sun-magnetic-field-will-flip-upside-down-within-weeks-says-nasa/
http://theextinctionprotocol.wordpress.com/
2013年11月16日
そのメカニズムはまだ解明されていないが、太陽の磁場は11年おきに逆転する。
この数週間で太陽磁場の逆転現象/太陽磁場ポールシフト(magnetic field reverse、flip upside down)がおきる可能性がたかいという。太陽磁場ポールシフトはIson彗星の接近と同時におきる可能性がある。ポールシフトが彗星にどんな影響を及ぼすかは知られていないが、リップル効果(ripple effects)、磁気嵐など、冥王星のかなたまで広範囲に影響を及ぼす太陽磁場の逆転が太陽系全体に与える影響は大きいだろう。衛星の不調、電波障害、停電が懸念される。
スタンフォード大学のウイルコックス太陽観測所(Stanford University’s Wilcox Solar Observatory)は毎日太陽磁場をモニターしている。8月、NASAは3-4ヵ月先に太陽磁場ポールシフトが起こると言ったが、より詳細な日付の予測は不可能だった。
ウイルコックス太陽観測所責任者Todd Hoeksema
「太陽磁場ポールシフトは11年周期でおきる。黒点がよくあらわれる磁場活動が盛んな場所が逆側の極地に侵入し、磁場はゼロになり、極の逆転が起きる。ひとつひとつの波が結果としてひきおこす潮の満ち引きのようなもの。」。
local pc
☆太陽活動の低下、地球への影響は?
URL
http://www.afpbb.com/articles/-/3004321
引用:
【12月2日 AFP】
最近の太陽表面は、驚くほど穏やかな状態が続いており、黒点の数が20世紀のどの時期よりも少なくなっている。この現象に興味をそそられた科学者たちは、それがこの地球上で何を意味するのかに思いを巡らせている。
黒点の数はおよそ11年周期の太陽活動周期にあわせて増減し、1日で突発的に増加した後に急激に活動が弱まり、その後にまた活発になったりする。
■観測史上最低レベル
だが「サイクル24(第24太陽活動周期)」と呼ばれる現在の周期は、あまりにも不活発なために科学者らを驚かせている。サイクル24が2008年に始まってからこれまでに出現した黒点の総数は、過去250年間に観測された平均値を大きく下回っており、実際に半数にも満たない。米海洋大気局(National Oceanic and Atmospheric Administration、NOAA)の物理学者、Doug Biesecker氏は「これは、宇宙時代50年で最弱のサイクルになっている」と語る。
:引用終了
真実を探すブログ
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-1314.html
☆小笠原新島出現と太陽活動の意外な関係
RL
http://yukan-news.ameba.jp/20131203-40/
引用:
科学評論家の大宮信光氏もこう指摘する。
「太陽観測衛星『ひので』の調査結果により、太陽活動が停滞期に入ろうとしている可能性が指摘されています。1645年から1710年までの間、太陽活動が極端に不活発になり、黒点の数が少ない状態が続いた『マウンダー極小期』と呼ばれる時期があったのですが、それが再来しつつあるのではないかという学説を唱える人が増えています」
マウンダー極小期には、江戸時代前期の日本も繰り返し寒波に襲われ、農作物が不作続きに。何度も飢饉(ききん)が発生し、多くの人が犠牲になった。
さらに、太陽活動の低下は地球表面の気候のみならず、内部の地殻活動や火山活動にまで影響を及ぼすのだという。前出の丸山教授はこう説明する。
「太陽活動が低下すると、通常時は地球を適度に覆(おお)っている太陽風のシールドがなくなり、銀河系宇宙からやって来る『宇宙線』をはね返せなくなる。宇宙線は強力な放射線で、例えばコーラに照射すると液体中の炭酸が気化して発泡します。これと同様に、地下の活断層の間にある水分や、火山のマグマの成分が宇宙線にさらされることで気化し、膨張することで、地震や噴火が発生しやすくなることは十分に考えられます」
11月20日、小笠原諸島・西之島付近で海底火山が噴火し、海上に突如として“新島”が出現した。これも太陽活動の不活発化と関係があるのかもしれない。
真実を探すブログ
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-1314.html
マウンダー極小期とはおおよそ1645年から1715年の太陽黒点数が著しく減少した期間の名称で、
太陽天文学の研究者で黒点現象の消失について過去の記録を研究したエドワード・マウンダーの名前に因む。
マウンダー極小期中の30年間に、観測された黒点数は、たった約50を数えるだけであった。
通常であれば4万~5万個程度が観測によって数えられるであろう期間である。
というものです。
マウンダー極小期の「ミニ氷河期」などという響きは、年がら年中異常に寒い雰囲気を感じてしまう方もあるかと思いますが、マウンダー極小期のあいだは、平均気温から見てそんなに寒かったのかというと、下のグラフの通り、「異常なほど低いということではなかった」こともまた事実です。
上の BBC の記事に出てくるマイク・ロックウッド教授という方は、今後 40年以内にマウンダー極小期と同じような状態になる確率が 20パーセントほどあるというような、かなり曖昧な表現をしていますが、同時に、
> 現在の太陽活動の減少の速度は過去1万年で最も急速
とも言っていて、現在の太陽活動の異常さは、この数年間や数十年間という単位のものとは違う可能性があることを示唆しています。
ちなみに、「1万年」というあたりのスパンは、現代の人類にとって、過去に遡れば、比較的大きめの変化を見せた時でもあります。
下のグラフは、 1万 5000年ほど前から現在に至るまでのヨーロッパと北米の平均気温の変化ですが、1万年くらい前に現在の平均気温に近づいたことがわかります。
In Deep
http://oka-jp.seesaa.net/article/385492612.html
Fukushima by ハトホル
2013/12/23(月) 午前 0:52
http://lightworkermike.wordpress.com/2013/12/18/fukushima-by-the-hathors-2013_12_18/
http://www.youtube.com/watch?v=NOliYvFeII8
Fukushima
ハトホル
Tom Kenyon 2013-11-26
今回2部に分けてお話します。
最初はカオス・ノードがエスカレートしていること、2番目は日本の福島原子力発電所の問題です。
エスカレートするカオス・ノード
前回カオス・ノードについてお話しましたが、今、非常に不安定になっています。その主な理由は太陽の磁場に関連した変動が起きていることです。実際、カオス・ノードの変動は太陽の磁場変化に直接結びついています。
この太陽の磁場の変動期には変則的な動きがあります。科学者はその奇妙な動きの原因については分からず途方に暮れています。ポール・シフト直後も含め、太陽の磁場がダイナミックに反転する時は、地球のカオス・ノードの乱れが増大すると考えています。電磁気を用いた技術的機器、あるいは生体は、この太陽の極の転換期の間にその影響を受けて異常が発生したり普段とは違う生理的作用を起こさざるを得ません。
コンピューターや通信機器に誤作動が起きても心配しないでください。生態系として皆さんはこの時期にカオス・ノードのストレスに絶えず晒されていきます。個人の感受性によって睡眠に支障がでたり、感情的高揚感、認識力の減退、記憶障害、認知的に物事を順序立てていくことができないなど、普段とは違う経験があるかもしれません。前回そのような支障についてお話しましたが、実際に極の反転後の期間も含め、太陽の磁場が更に大きく変動すると、いろいろな症状が益々増えて行くと考えています。前回の「カオス・ノード時の認知・情緒的問題」を見てください。このカオス・ノードの期間を乗り切る方法について簡単な方法をお伝えしています。
Fukushima
福島の原子力発電所は廃炉という重大な段階に入っています。損傷した原子炉から高濃度の燃料棒を取り出す作業です。非常に残念なのは、地球のカオス・ノードがどんどん大きくなっている時期に重なっていることです。でもそれも二極性という性質の故です。福島は環太平洋全体の生態系に大きな脅威を与えます。放射能が混入してなくても、やがて地球全体の生態系に脅威を与えていきます。それは非常に複合した込み入った状況です。2011年の地震の時に3基の原子炉がメルトダウンを起こしました。放射能レベルに対処できるテクノロジーは今のところありません。福島の汚染水貯蔵タンクからの放射能漏れに加えて、原子炉の地下から太平洋に流れ出る地下水は、この3基のメルトダウンによって汚染されています。これは、私たちから見ると悲惨な結果になります。私たちは、この地域の自然霊を手助けし、この原子力発電所の危険な廃炉作業に従事する人たちをサポートする目的で、また、この危機に対処できる新しいテクノロジーが生まれるように特別なサウンド瞑想を提案したいと思います。
このサウンド瞑想は、言わば長い期間にわたって地球に貢献しようとする皆さんのためにあります。
今はまだ技術的には未知数ですが、メルトダウンと太平洋に流れ込む地下水汚染に対処できる新しいテクノロジーが開発されなければ、今後少なくとも20~30年に亘って福島の状況はいろいろと変わり続けます。この目的とサウンドに共感する人は、この地球規模のワークに参加してください。この瞑想を行って状況に変化を与えようとするためには、意図が明確であること、不屈の精神と忍耐強さが要求されます。それは、差し迫った状況下で高い精神修養を要求します。
必要な3つの特性
明確さ
ここで明確にしなければならないことは、創造者としての結果を変える能力と共に地球に生きる人間としての結果を変える権利があるということを認めることです。それは目的を明確にし、澄んだ感情をもつことによって実行できます。最高にポジティブな結果をもたらすために、感情を研ぎ澄まして思考と目的を一つにすることです。
不屈の精神
例えて言うと、皆さんは地球規模のエネルギーの津波に遭遇して、瓦礫が散乱する津波の中を泳いでいるところです。皆さんは知っていた文明が崩壊し、新しい文明が誕生するのを目撃しています。しかしこのような短期間で急激な変化が起きた結果、恐怖心が生じています。世界規模の瞑想、この地球貢献に参加するためには、一時的にでも自分の恐怖心を乗り越えなくてはなりません。感情の波動状態を高く一貫した状態にしてこの瞑想を生かす必要があります。
忍 耐
今後長期間、福島の状況は色々と変化していくので、この課題は短期で達成できるスピリチュアルな課題ではありません。何度も何度も瞑想で福島の現場を訪れることが必要です。当面する、福島の状況を変えるという仕事には、何倍もの注意を払い、感情を透明にし目的を明確にする必要があります。具体的言えば、瞑想の後、また瞑想で訪れたいと感じる時にはいつでもまた同じワークを繰り返し、福島の状況が十分に解決されるまで続けるということです。
瞑 想
この瞑想のサウンドはヒーリングエネルギーを福島周辺の自然霊に届けます。また、廃炉作業をする人たちをサポートします。
サウンド瞑想を聴く時には、いわゆるエクスタシー、無私の愛、感謝といった波動の状態が好ましい状態です。瞑想中にその中の一つ、またはそのすべての状態になりながら、どういうやり方でも結構ですのでポジティブな結果をイメージしてください。エクスタシーになる方法を知らない場合は、以前の「エクスタシーとハート」というメッセージを読んでください。その状態を起こす簡単な方法が出ています。
*訳注:「エクスタシーとハート」は近々当サイトに別途掲載します。
意識を研ぎ澄ませてエクスタシーや無私の愛、感謝の中のどの状態になるかはさほど重要ではありません。
要は、瞑想を生かすために恐怖心を乗り越えた状態にまで研ぎ澄ませることが必要です。
どのように達成されるか知らなくても、福島の状況が地球の生命のために解決されるという意図をはっきり保ってください。
そういう意図全体が、クォンタムフィールドを動かす効果があります。
そのようなエネルギーを創る目的は、新しいテクノロジーの発生を促し状況に対処できる方法を喚起することにあります。
瞑想自体は3分28秒です。
自分を守る
太平洋に面した所、近い所に住んでいる場合は、「光の療法Medicines of Light」を読んでください。それは、あなたの高次の存在に体を守ってもらう時のマインド・ボディ・スピリットのプロセスについてです。
終わりに
今回のメッセージは具体的で高度な地球貢献と奉仕についてです。あなたはこの地球貢献に心惹かれていたかどうか、ハート・マインドが反応し自分が生き生きとする感じがするので自分で分かると思います。
前に言いましたが、もう一度言いましょう。「新たなことを開始する(イニシエート)旅は生命に意識を吹き込むアートです」。その旅は、今回、あなた自身が素晴らしく自分をマスターする旅になります。この地球貢献に参加したい気持ちのある人に深く感謝します。
ハトホル
The Hathors November 26, 2013
トムのコメント
2011年日本に地震が発生して福島第1原子力発電所に深刻な被害が及んだ直後私は瞑想をしましたが、その時に私は架空の断崖に立っていて日本という島を見下ろしていました。それは全く思いも寄らないことでした。チベット仏教のラマ、ヤブソン・リポンチェYabsong Rinpocheがそばに座っていました。その時彼は指を下に向けて「まもなく世界全体が日本のように苦しむだろう」と言いました。彼の言葉は悲しいことに予言めいていました。
福島によって生態系が危険に晒されるということをお話することが今回の趣旨ではありません。この危機的状況について日々情報が増え続ける中、主要メディアの表面的な扱いに満足できずに関心がある人であれば、「福島放射能」や「福島原子炉メルトダウン」「福島の惨状」などの言葉で検索してたくさんの情報を得ることが出来ます。
どうか冷静でいてください。インターネットではこの大惨事について誤った情報や大袈裟に誇張された情報が山ほど浮遊しています。根拠のない憶測に流されることが怖いのです。はっきりさせるために信頼できる著名な科学者、特に原子力エネルギーやエコロジー、海洋科学、(日本と北アメリカを含む様々な国民の間でガンと放射能に関連した疾患が増加していることを研究する)疫学などの専門家のレポートを読まれることをお薦めします。また評価できるニュース・ソースを幾つかここに掲載します。勿論、以下のソースに限らず他にもあります。
The Huffington Post (www.huffingtonpost.com),
Energy News (www.enenews.com),
Simply Info (www.fukuleaks.org),
The Guardian (www.theguardian.com),
Greenpeace (www.greenpeace.org).
福島サウンド瞑想の背景
この危機を手助けするためにハトホルがこのサウンド瞑想をチャネリングするように言われた後、私は瞑想でこれほどの崩壊状態をどうやって変えられるのかを疑っており、彼らに説明して欲しいと言いました。福島で放出された放射能は極度に有毒で私たち人間を含めて殆どの生命に害が及んでいます。私たち人間は生命の中の進化の階段の一番上にいますが、その地位が非常に空々しく根拠のないものに思えるのです。彼らはサウンド瞑想は主に上に上げた3つの領域にフォーカスすると説明してくれました。 1)その土地の自然霊を手助けする 2)廃炉作業に従事する人たちを支援する 3)科学技術の専門家が福島で起きている前代未聞の困難に対応できる新しいテクノロジー開発を喚起する。ハトホルたちは、放射能対応技術とは別に、生物を基盤とする技術が生まれ、細胞学者やマシュルーム、菌類などの研究者によって新たなテクノロジーが生まれ、開発されると言っています。
ハトホルが強く言っていることは、瞑想それ自体が適切に行われる時には、実際にクォンタム・フィールド効果を引き起こして福島で将来起こる出来事に影響を与えることができるということです。瞑想に参加する人たちは、実質的にハトホルの言う、タイムラインを飛び越えるというのです。これは非常に重要な情報だと思います。瞑想のような一過性のものがどうやって3次元の酷い状況に影響を与えることができるか、その大まかな仕組が理解できます。ですから「タイムラインを飛び越える」というメッセージを読んでください。
私がレコーディングしている時に何が起きているのかについて興味のある人がいると思いますが、率直に言って、この最も不安定な時期に人間を助ける宇宙とエネルギーはびっくりするほど広大過ぎて言葉で説明することはできません。そういうことに関心がなければ、以下の「瞑想」に進んでください。
光の降下
最初チャネリングをした時に、私は録音の元になる最初の音で、宇宙から福島の原子炉とその周辺に白い光のタワーが降りてくるのを感じました。チャンネリングした別のサウンドを録音した時、その光は頻繁にバイオレット・フレームに変わりました。それは非常に困難なエネルギー状態を変換しようとしていることだと思いました。また、ゴールド、シルバー、ブルーとパープルなどの他の光もはっきり感じ取れました。つまり光の世界の他のスピリットたちも加勢してくれていたのです。早朝に録音していた時、チャネリングサウンドが精霊界から福島の自然霊にエネルギーが流れ始めた時に苦しくなりました。すると、福島の自然霊から起こる大きな絶望感が私の中で溢れました。私はレコーディングを止めて感情を立て直してからチャネリングを再開しなければなりませんでした。多分、録音の1/3位のところではっきりと、3種類の声がステレオの左、右、中央で聞き取れると思います。これは、私の言葉で言うと、高次アストラルとエーテルの中間の波動域ですが、高次の精霊の3種類の声です。私にはこの声は、柔らかく優しい慈悲心と共に不屈の精神と強さが一つになった感覚があります。この際立った存在たちは、その地域の自然霊だけでなく廃炉という身のすくむような作業をする人たち、その両方を支援するエネルギーと意図を送っていました。
瞑想 (3分28秒)
意図を明確にするためにハトホルが瞑想を上手く説明していますが、幾つかの手順があります。感謝や無私の愛、エクスタシーの状態になります。意識して精一杯その状態になってください。一番簡単なのは感謝です。慣れてくればひとつの状態を選んでも結構です。しかし意図を明確にするには、感謝の状態で上手く瞑想できます。ハトホルが言っているように、恐怖心を乗り越えるためには感情とマインドを研ぎ澄ますことが効果的です。感情を研ぎ澄ませてサウンド瞑想を聴いてください。どんな形でも結構ですから福島の状態が生命にとって好ましい状態に変わるように想像してください。この場合は意味のない希望や空想ではありません。感情とメンタルをはっきりとひとつにして意図を創り上げることです。
そのようにしてエネルギーを注いで意図が明確になると、ハトホルが説明したクォンタム・フィールド効果を生み出します。
瞑想が状況に対して働きかけるというものです。
つまり、世界中の人が瞑想をすると、エネルギーの動きを創り出し、それがポジティブな結果を出すということです。
それがどのように現れるかは誰もが考える通りです。
でも皆で瞑想を成功させると、セレンディピティが高まり、福島に関わる新しい問題解決法が生まれると期待しています。
僧侶の世界にはたくさんの瞑想法があると思いますが、大切なことは、自分にとって自然で自分に合う好ましい方法でやることです。
瞑想をしていろいろな結果を出す経験をしたことのある人は、間違いなくどういう方法がいいかを知っているでしょう。
始めて瞑想する人に言いますが、落ち着いて上の中から選んだ気持ちに包まれといいでしょう。
自分を手放して本当に選んだ感情そのままの状態になると、やがてある直感が強く感じられたり浮かんだりします。
この時の直感はハート・マインドから生まれ、想像力を使ってそこからどう進むのか分かってきます。
つまり深い状態に達して解決した状態をイメージすると、同時に自分の中からいろいろなアイデアが生まれるということです。
このサウンド瞑想の素晴らしい点のひとつは、短時間で効果があるという点です。
大脳の状態をシフトしてすぐに感受性が強くなります。
時間が短いので、日々のスケジュールの中にこの瞑想を組み入れやすくなります。
瞑想はいつでも好きな時にやってください。世界全体で一斉に瞑想する予定はありません。
大事なことは1回限りではないということです。
1回のイベントで効果があるとしても、この瞑想は世界中の人たちが何十年とは言わないまでも何度も長い年月をかけて行う必要があります。実際、この世界貢献に取り組もうとする人にとって、この瞑想は参加したいという奥深い意欲の表れです。
更に、この種のワークは、殆どの人にとって経験したことがないようなレベルの精神力と忍耐心が要求されるでしょう。
最後に
「問題が生じた時と同じ意識レベルでは問題は解決されない」
~ アルバート・アインシュタイン
こちらをクリックしてダウンロードするかそのまま聴いてください。(3分28秒)
https://tomkenyon.app.box.com/s/o2may524llqee0zav86s
☆夢見る意識☆
http://blogs.yahoo.co.jp/andoromeda369/55947237.html
2015年07月22日
精度97%の「2030年までのミニ氷河期突入」予測は、その発表の元となったロシア人女性物理学者の「太陽活動の解析予測の実績」から実現確実な状勢に
最速であと5年ほどで十数年続く小氷期に突入する可能性
猛暑なのに何だか涼しく過ごせている今年の夏
私は暑さに弱く、夏が来るたびに「暑い暑い」と大騒ぎしているのが常なのですが、今年はちょっとちがって、騒いでいません。
気温だけ見てみれば、確かに、私の住む地域の周辺でもかなりの高温となっているようです。
しかし・・・たとえば、例年の私なら、もう梅雨の最中あたりからエアコン・フル稼働というような生活をしていたのですが、今年は、少なくとも自分でエアコンをつけた日は、まだゼロです。
眠る時に、うちの奥さんがあまりにも暑いというので、エアコンをつけたことはありますが、少なくとも自主的にエアコンをつけたいと思った日はまだありません。
7月に入ってから、気温が高い日も「妙に風が涼しい」ことには気づいていました。なので、常に風を通していれば、今年の夏は割と楽勝かも、とは思いまして、ドアや窓、ベランダなどを全壊にして(壊してどうする)、全開にして過ごしていますが、今なお風は涼しいです。
夏に入ってからも、雨の日以外は、朝ほぼ毎日1時間ほど歩いていますが、朝は格別に涼しいです。
奥さんからは「あんなに暑がりだったのに、体質変わったんじゃない?」と言われますが、何がどうであるとしても、夏を暑くなく過ごせるというのは、非常に快適で、嬉しい限りであります。
今日も今、午後2時頃にこれを書いていますが、快適です。
そういえば、3ヶ月ほど前の、
・基本的に「すべての薬」は人間に良くないという理由の理論的なメカニズムがわかったのです
2015年04月02日
という記事で、薬と現代の医療が「健康にとても悪い」ことを知って以来、基本的に薬を飲むのをやめて、さらに、それ以来、1度も病院には行っていないのですが、同時に、いくつかの簡単な健康法で、かなりの変化がありました。血圧なんて薬も何も使わず 40くらい下がりました( 160 → 120 )。
ちなみに、私は「健康で長生きするのがいい」とはまったく思っていません。
なぜ、人は心身共に健康であるべきなのかというと、
「世の中がどんな状態でも、自立していなければならない」
ということだと思っています。
たとえば、誰かが「私が世界を変えてやる」と思っていても、認知症になってしまってはどうにもなりません。
世界の大変動の時などに「オレは最後の最後までやり抜くぞ!」という人が、
「でも、高血圧の薬と血糖値の薬がないとちょっと困ります」
というのでは、もう自立も変革もクソもありません。世界のシステムが壊れた時に、「人工透析の中で」世界の再建を叫んでも、何だか変です。
健康になるという意味はそういうことで、何かの時に、薬や介護が必要ではいけないということだと感じます。
これからの世の中で必要なことは、ひたすら「自立」だと思います。そして、身体も自我も意志もしっかりと「自立」している中で、生きるだけ生きて、
「自立している中で他の誰にも世話をかけずにポックリと死ぬ」
ことが健康になる目的です。自分たちが生きている世界を最後まで「心と体で認識したままで死ぬ」と。というわけで、これらのことは、また少しあとに書かせていただこうと思いますが、先日、
・太陽が割れてきた・・・。その研究を読みながら、太陽を含めた「自然の存在の役割」を考える 2015年07月13日
という記事でもちょっとふれましたが、最近、イギリスの王立天文学会で「地球は 2030年頃を頂点としたミニ氷河期に入る」という発表がなされたことは、日本語の記事でも報じられていることもあり、ご存じかと思われます。
これは、日本や西欧の報道を見ていると、イギリス人科学者の主導の研究のようにしか見えないのですが、実は、研究の重要な物理的バターンの実証を果たしたのは、ロシア人物理学者でした。
そして、イギリス人科学者もロシア人物理学者もどちらも女性でした。
比較的最近の記事、
・オランダの女性たちが発見した奇跡のエネルギー生成 : 生きた植物と生きた微生物と水のコラボレーションが生み出した驚異の発電法 - Plant-MFC 2015年07月04日
他、いろいろとそうなんですが、最近は女性の研究発表の重要性が著しいものがありまして、私は、「その研究の主導が女性によってなされたかどうか」ということを重視する傾向にあります。
まあ、今回の研究は、女性だどうだということを別にしても重要なものです。
おそらく、今までの「寒冷化」説の中で、もっとも科学的で、もっとも実証的なものです。
小氷期の到来が、もはや疑う余地がない段階にまで来ていることを感じます。
ちなみに、地球が「温暖化」に向かうなら、作物栽培や食料供給には良い面が多いですが、「寒冷化」は、その逆となり、過酷な地球環境が考えられます。
食料は不足する、病気も増える、経済も多分冷え込むなどで、「生きることが楽ではない世界」ということも考えられないではありません。
もし、近いうちにミニ氷河期に入るのであるなら、先ほど書きました、「自立した生き方」というのは、ますます重要になってくるように思います。
In Deep
http://oka-jp.seesaa.net/article/422810525.html
モスクワ国立大学ニュースリリースの内容を紹介した今回の報道は、難しい内容ですが、西側で報道された内容よりは、さらにそのメカニズムを詳しく説明していて、「ミニ氷河期は近い」ことを感じさせるものです。
ここから、報道の内容をご紹介しますが、私自身、意味もわからず訳している場所がありますので、真剣に検討されたい方は、オリジナルをお読み下さい。
Diminishing solar activity may bring new Ice Age by 2030
Astronomy Now 2015.07.17
太陽活動の低下が 2030 年までに新たな氷河期をもたらす可能性がある
17世紀から 18世紀の初めに世界を凍結させた「小氷期」と呼ばれる時期と同様の厳寒の世界が 2030年から 2040年にやってくると予測されている。
これらの結論は、モスクワ国立大学核物理研究所の物理学者ヘレン・ポポワ博士らを含む国際的な科学者のグループによって、ウェールズのランディドノーで開催された国立天文学会議において、ノーサンブリア大学のヴァレンティナ・ジャルコヴァ教授によって発表された。
太陽は、独自の磁場と、時間的に変化する振幅と空間構成を有することが知られている。
それは、太陽からの電磁放射の変化による太陽大気の変化の結果による強力な磁場の形成と崩壊や、太陽からプラズマの流れの強弱、太陽表面の黒点数などだ。
そして、太陽表面の黒点数の変化の研究によれば、それは 11年毎に変化する周期性を持つ構造を有しており、それはまた、炭素 14、ベリリウム 10 他の同位体分析などの地球環境への影響をも有する。
太陽活動はいくつかのサイクルを持つが、それらは各サイクルで異なる期間、および特性を持ち、たとえば 11年サイクルや 90年サイクルなどが知られている。
11年周期の太陽サイクルでは、11年ごとに太陽表面の黒点数が減少する。
過去 90年の黒点の変化を見ると、11年サイクルの黒点の数が周期的に減少していることがわかっており、50%から 25%減っている。
17世紀には、およそ 1645年から1700年頃まで続いた「マウンダー極小期」と呼ばれる太陽活動の長期にわたる減少期間があった。通常なら、40000個から 50000個は出現する黒点が、このマウンダー極小期には 40 から 50 個しか出現しなかった。
太陽放射の最大値と最小値は、黒点の数の最大値と最小値と、ほぼ一致することを示す(黒点が少ない時は、太陽放射が少ない)。
研究者たちは、太陽活動のサイクル 21からサイクル 23までの3つのサイクルの完全な磁力記録から、すべての背景磁場を分析した。研究者たちは、データの分散の 40%をカバーする分析の新しい方法を開発した。これは、主な太陽の磁気波がペアで生成されていることを明らかにするのに役立った。
主成分のペアは、太陽の双極子場の変動の原因であり、11年の太陽活動中に、太陽の極から極へと、その極性が変化する。
電磁波は、太陽の北半球から反対へと移動する、あるいは、南半球から反対へ移動し、その際、サイクル数と共に波の増加の間の位相の変化を有する。それぞれの波は、半球で互いに相互作用する。
科学者たちは、この分析式を導くために管理し、これらの2つの波の進化を説明し、太陽活動の本来の代理の変化と関係した要約曲線から、太陽黒点の数を算出した。
そして、この式を用いて、科学者たちは観測から派生した主成分と比較して、サイクル 24の磁気活動を予測し、それは 97%の精度を示した。
サイクル 24の磁気活動からの黒点数の算出の成功に触発され、研究者たちは、次の2つのサイクル「サイクル 25」(次の太陽サイクル)と「 26」の磁気の波を予測したところ、この2つの太陽活動サイクルでは、黒点が生産される数が低い可能性であることがわかった。
これは、2030年から 2040年頃の太陽活動が 17世紀のマウンダー極小期と同様になることを示している。マウンダー極小期には、本来なら 4万から 5万の太陽黒点が出現するところに 50個から 70個しか黒点が出現しなかった磁気だが、2030年頃は、この時と同様な急激な太陽活動の減少につながると予測される。
太陽活動の新たな減少は、太陽放射照度の低下につながる。これは、地球の顕著な冷却と非常に厳しい冬と冷夏をもたらした「小氷期」と呼ばれる状態と一致することを示す。
太陽磁気活動の進化の独特な物理数学的モデルを開発し、太陽活動全体としての最小値の出現パターンを得るために、それに物理的解釈を与えたモスクワ国立大学のヘレン・ポポワ博士は言う。
「マウンダー極小期の時代には、テムズ川やドナウ川が凍結し、モスクワ川が半年ごとに氷で覆い尽くされました。この時同様の太陽黒点の減少が観察される場合、これは地球の大気の同様の冷却につながる可能性を指摘することができます」
気候への太陽活動の影響について既存の理論に該当する場合、ヘレン・ポポワ博士によると、この太陽黒点最小値は、マウンダー極小期の際に発生したものと同様の重大な地球の冷却につながるという。
この冷却現象は、次の 5年~ 15年以内に発生する可能性がある。
ポポワ博士は述べる。
「私たちの時代の将来の最大の気温の低下は、次の3つの太陽サイクル( 25、26、27)に訪れることを示し、それはこれからの約 30年間です。それらの期間の気温は、マウンダー極小期ほど低くはならない可能性もあります。しかし、私たちは、それを真剣に検討しなければなりません。私たちは、ロシアの気象学者たちとコンタクトをとり続けるつもりです」
Has the Sun gone to sleep?
BBC 2014.01.17
太陽は眠りについてしまったのだろうか?
科学者たちは太陽が「小康状態の段階」にあると述べる。これは太陽が眠りに落ちたことを意味する。
そして、同時に科学者たちは困惑している。
歴史的に見れば、太陽活動の「通常ではない休止状態は」厳しい冬の出現と一致している。
英国オックスフォードシャーの科学研究所ラザフォード・アップルトン・ラボラトリー( RAL )の宇宙物理学主任リチャード・ハリソン( Richard Harrison )は以下のように語る。
「この黒点数の急速な減少の速度は 17世紀に太陽から黒点が消えた時と似ています。
その期間はマウンダー極小期といって、何十年もの間、太陽の黒点数がほぼゼロの時代が続きました。
その時に、北半球は極めて厳しい冬を経験したミニ氷河期といわれる劇的な時代になりました」。
「ヨーロッパの北部では、あらゆる川や運河が凍結し、英国のテムズ川さえその例に漏れなかったのです。
バルト海も凍結しました。そして、北ヨーロッパ全域に不作と飢饉が広がりました」。
ダーウィンのモロッフ宇宙科学研究所( Moloff Space Science Laboratory )のルーシー・グリーン( Lucy Green )は、
「太陽はマウンダー極小期に向かった時のステップと似ているように感じます」
と言う。
マイク・ロックウッド( Mike Lockwood )教授は、現在の太陽活動の減少の速度は過去1万年で最も急速だという。
そして、「今後 40年以内にマウンダー極小期と同じ状況となる可能性は 20パーセント程度の確率だ」と語る。
また、ロックウッド教授は、太陽活動の減少はジェット気流の動きに影響を与えると考えているという。
これは長期間に渡って寒い冬が訪れる可能性を示唆している。
特に、ヨーロッパ北部は暖かな大気が遮断されるため、数十年にわたって非常に寒く凍結した冬になる可能性がある。
現在、私たちは太陽活動周期のピークにいる。
しかし、その太陽活動は不気味なほど静かなままだ。
In Deep
http://oka-jp.seesaa.net/article/385492612.html