2017年3月4日土曜日

健康情報,放射能



食品の放射能汚染から身を守る方法
日本で生活をする上では、厚生労働省が主体となって検査を進めているものの、
関東と東北の放射性物質に汚染された食品も国の高い基準値を下回る場合は全国に流通しているため、100%規制されているわけでもなく、
食品の放射能汚染から避けることは一般的に難しい状況です。
効果的に放射能汚染から身をまもるためのポイントを3つまとめてみました。
< ポイント1 >
多く食べる食品を安全にする
放射能は掛け算ですので、米・水・牛乳などのように多く食べる食品のリスクが高くなります。
たとえば、同じ10ベクレル/kgで汚染されていても、
1か月にお米を10kgとお漬物を0.1kg摂取する場合、
お漬物よりお米を安全なものに変える方が放射能から身を守る上では、100倍効率的かつ効果的です。
また、放射能検査された食品を購入する時は、
検出限界値を確認する。検出限界値が高く設定されていると、
高めに汚染されている食品でも放射能検査において不検出となってしまいます。
たとえば、検出限界値が10ベクレル/kgですと、8ベクレル/kg汚染されている食品は不検出となってしまうので、注意が必要です。
ベラルーシ大使のアドバイスでは、極力汚染された食品を体に入れないことが一番良いとのことでした。
< ポイント2 >
セシウム除去に塩ゆでが効果的
塩ゆですることで、肉や魚は70%、ジャガイモは45%の放射性セシウムが煮汁に出ることが、
チェルノブイリ事故後の研究でわかりました。食品の産地が分からない場合や、
産地偽装が心配な場合は、塩ゆでしてから調理をオススメします。
< ポイント3 >
サプリを日常生活に取り入れる。
外食や学校給食では、安い食材が使われることが多いため、
被災地の食材が使われるケースが少なくありません。
放射能の検査地図を参考にリスクが高い産地や食材を外すのも1つ手ではありますが、
産地偽装などのリスクがあります。そこで、日常生活に脱被ばくのサプリメントを検討されてみてはいかがでしょうか。
ホワイトフードでは、キッズカーボンという吸着機能がある活性炭や、
小さいお子様でも食べることができるスピルリナ・クッキーをご用意しております。 
特にスピルリナは、1日5gの服用で、尿からのセシウムを半分にしたという論文もあり、効果が期待されています。

食品の放射能検査地図
https://news.whitefood.co.jp/news/foodmap/








各都道府県の各検査機関が放射能検査を行って、厚生労働省が測定結果をとりまとめた数値でありますので、
検出限界値が高く設定されているものが多いのが特徴です。
また、当ページの放射能検査地図は、厚生労働省の検査結果のデータに基づく地図ですので、
セシウム134、セシウム137および放射性ヨウ素の検査が主となっており、
ストロンチウムは対象外になっております。
よって、放射性セシウムと放射性ヨウ素が検出されたもののみが放射能検査地図として表示されております。
(情報元:厚生労働省の放射能検査結果の情報【平成28年度】)
2015年の厚生労働省の検査結果の公開情報に基づくと、
各カテゴリーでワースト5の平均値は下記の通りです。
海産物
メバル30Bq/kg、
シロメバル24.9Bq/kg、
アカエイ22.3Bq/kg、
クロソイBq/kg、
ババガレイ21Bq/kg
(検査結果の詳細情報はこちら)
野菜
ジュンサイ43Bq/kg、
アサツキ27Bq/kg、
サンショウ21.5Bq/kg、
小松菜20.9Bq/kg、
ブロッコリー17.4Bq/kg
(検査結果の詳細情報はこちら)
キノコ
ホテイシメジ410Bq/kg、
チャナメツムタケ276.8Bq/kg、
サクラシメジ245Bq/kg、
キハツタケ190Bq/kg、
ショウゲンジ181.7Bq/kg
(検査結果の詳細情報はこちら)
豆類
落花生12Bq/kg、
大豆10.7Bq/kg、
あずき8.5Bq/kg、
トラマメ6.4Bq/kg、
ササゲマメ5.2Bq/kg
(検査結果の詳細情報はこちら)
果物
ビワ35.9Bq/kg、
イチジク17.3Bq/kg、
栗16.2Bq/kg、
ゆず15Bq/kg、
クルミ11.8Bq/kg
(検査結果の詳細情報はこちら)
肉類
牛肉16.3Bq/kg、豚肉8Bq/kg
(検査結果の詳細情報はこちら)
放射能検査結果の不検出と検出限界値
厚生労働省が2012年4月1日に施行した、食品中の放射性物質の新たな基準値は下記の表のとおりです。
検査結果でこの基準を超えた放射性物質に汚染された食品はできるだけ流通しないように規制がかかっております。
一方、この高い基準以下の場合は、放射能汚染されている食品は規制の対象外となり、
スーパーなどで販売できるので、みなさんの食卓や学校給食にも並んでいます。
一方で、ホワイトフードは放射性物質の自主検査では福島原発事故以前と同じ安全性を担保するために
検出限界値0.5Bq/kg以下で放射能検査を実施し、検査結果でそれを上回る場合は、Webサイト上で情報公開し、
その品目の出荷制限を行うという運用をしております。
ホワイトフードの自主基準は、福島原発以前と同じ安全性を担保するために、
厚生労働省の基準値の100倍きびしく検査と規制を実施しております。
また、生協をはじめとする小売業者で独自の基準による放射能検査および規制を行い、
放射性セシウムの不検出が確認できる食品を販売するケースも増えています。
しかし、お客さまの安全を守るための出荷制限や規制をかけるのではなく、
食品の各品目で「放射性物質の不検出」という結果をWebサイト上で情報公開することが目的として、
「検出限界値」を食品ごとに変えたり、高い数値に設定したりするケースも散見されています。
(「不検出」には「検出限界値」のトリックについての記事はこちら)
日本の基準値と各国政府の輸入禁止措置
また、厚生労働省のWebサイトの公開情報に基づく放射能検査地図のその他の問題点としては、
放射能検査の検出限界値が高く設定されており、
検出限界値以下の放射性物質は表示されていない事になり注意が必要です。
実際はもっと広範囲の地域で、もっと多くの食品からセシウム134およびセシウム137が検出されていると考えて頂く事が妥当と考えております。
定量下限など、検査を行う上で国が規定をもうけることで、情報データとしては信頼性があるが、
検出限界値が高く設定してあるので、影響範囲が少なく見せることができるということです。
厚生労働省の定めた新しい基準値に対する定量下限がそれぞれ()内の記載になります。
一般食品の基準値100Bq/kg(定量下限10Bq/kg)、乳児用食品の基準値50Bq/kg(定量下限5Bq/kg)
牛乳の基準値50Bq/kg(定量下限5Bq/kg),水の基準値10Bq/kg(定量下限1Bq/kg)となります。
基準値以下の食品は放射性物質が含まれていても、ゆるく設定されている規制をくぐってスーパーや外食などに通常どおりに流通できるのです。
食品に対する国の基準値は高く設定されているため、放射性物質を含んでいる食品も基準値以下である場合は、
スーパーや給食向けにも出荷制限の規制がかかっていない状態です。
一方で、アメリカ、ロシア、中国など放射性物質に見識や情報を持っている主要政府を中心に、
日本からの食品の品目ごとに、きびしい出荷制限や放射能検査などの規制が実施されているという情報に基づくと、
どの産地の食品を選択する上でできるだけ正しい情報公開を行うことが大切です。
(1)アメリカ政府の規制:福島、岩手、宮城を中心とした東北と関東各県ごとに、
   キノコ、竹の子、魚や肉などについて輸入が停止されております。(2016年7月末現在)
(2)中国政府の規制:宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、新潟、長野(10都県)の
   全ての食品と飼料を輸入停止という規制が実施されています。(2016年7月末現在)
(3)ロシア政府の規制:岩手、宮城、山形、福島、茨城、千葉、新潟 (7県)に所在する
   施設の水産品・水産加工品が輸入停止。
   福島、茨城、栃木、群馬、千葉、東京(6都県)の全ての食品に
   政府作成の放射性物質検査証明書(放射性物質検査報告書を添付)を要求
   という規制が実施されています。(2016年7月末現在)
(農林水産省Webサイト上の情報公開【平成28年度7月現在】:出荷制限の品目の一覧)

食品の放射能検査地図
https://news.whitefood.co.jp/news/foodmap/

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