予知情報
シナリオ2012
ヒムラ博士はポケットからコマをとりだし、テーブルのうえでそのコマをまわした。
「みなさん、このコマは10分後どうなるとおもいますか?」前列にいた子供が言った。「止まるー。」
ヒムラ博士は言った。
「そうですね。このコマがこの今の3次元の世界にとどまるかぎり、いずれこのコマは止まるでしょう。この地球はどうでしょうか。この地球はもう何千万年以上も昔から回転しつづけています。現代の科学では、地球は遠い遠い未来に、いつかは静止すると、そう予見しているのではないですかな。
この地球という星が何千万年以上も昔から回転しつづけている理由として、空気抵抗などの抵抗がすくないからと考えておられる方がおられるかもしれん、しかし私はその説に異論をとなえるのであります。大昔、地球はもっと重かった。、その地球上で生息していた生物は今の我々よりももっと次元がひくい世界に生きていた。物質の波動ももっと低次元だった。
地球という物質の集合体、地球という意識の集合体はある局面、ある局面で進化してきた。つまり今巷でよくいわれるアセンションですな。このアセンション、次元上昇、脱皮をくりかえしてきたことで何千万年以上も昔から回転しつづけているということであります。
地球は遠い遠い未来にもまわりつづけているでしょう。遠い遠い未来の地球は今現在の地球よりも、もっと精妙な波動、もっと高い次元の物質、意識体で構成されており、いまよりも逆にはやい回転で回転しているのかもしれない。そして、それら運動、運命は神によって計画されたことであるということです。」
ヒムラ博士はコップの水をのみほし、また言った。
「2012年にそのアセンション、次元上昇はおこるという話がある。実際におこるのか、おこらないのか、わしはわからん。しかし、このコマ、地球の上に生きる意識体として我々は常に進化しつづけばければならないということである。常に神をあがめ、善行にはげみ、学び、霊格をあげる努力をするということです。
この地球は進化し、次元上昇するというプロセスをくりかえしてきたおかげで回転しつづけている。われわれもまた、進化をおこたれば、いつかは進化していくこの地球についていくことができなくなる。この宇宙は神の手の上にある。神の手の上で神の計画に沿って進んでいる。道をはずれた意識体はいつかは世界からほうりだされる。神を忌み、悪に浸る重い意識はこの地球の次元を低め、やがてはこの星を止めてしまうからである。われわれの使命は常に神をあがめ、善行にはげみ、学び、霊格をあげ、自分自身の次元を上昇させる、もっといえばこの地球という星の次元を上昇させる努力をするということです。」
会場から拍手がおこった。
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